初期設定の実行
この章では、キューブを作成する前に行う設定作業について説明します。以下のトピックについて説明します。
Web アプリケーションの設定
DeepSee を Web アプリケーションで使用するには、その Web アプリケーションを DeepSee に対応するように設定する必要があります。具体的には、Web アプリケーションの設定時に [DeepSee] オプションを選択している場合、そのアプリケーションは DeepSee に対応します。このオプションは、アプリケーションが %DeepSee クラスを使用できるようにするからです。同様に、iKnow オプションを選択する場合、アプリケーションは iKnow/DeepSee クラスを使用できます。Web アプリケーションの設定の詳細は、"Caché セキュリティ管理ガイド" の “アプリケーション” の章を参照してください。
アプリケーション名は、アプリケーションへのアクセス方法に影響を与えます。以下の表を参照してください。
Web アプリケーションの構成 | 管理ポータルで、DeepSee メニューはこの Web アプリケーションにリンクしています |
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はい (DeepSee メニューは常にこの Web アプリケーションにアクセスしようとします。別のアプリケーションが既定として設定されている場合でも、[ネームスペースの既定アプリケーション] オプションを使用して、この Web アプリケーションへのアクセスを試行します) |
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いいえ (ブラウザで URL を入力すると、Web アプリケーションにまだアクセスできます) |
サンプル Web アプリケーション /csp/samples は、DeepSee と iKnow へのアクセスが提供されるように構成済みです。
DeepSee グローバルの別のデータベースへの配置
特定のネームスペースで DeepSee を使用すると、そのネームスペースで使用するデータベースに格納されるデータの量が増加します。ソース・テーブルが巨大になると、DeepSee は、それに相当する大量の独自データを格納するようになります。DeepSee のキャッシュが要求するストレージ容量はさらに増加します。そのため、通常は、いくつかの DeepSee グローバルを別々のデータベースにマップすることが良策といえます。すべての DeepSee グローバルを 1 つのデータベースにマップすることも、複数のマッピングを定義することもできます。その一例として、以下の手順では、すべての DeepSee グローバルを 1 つの独立したデータベースに配置する方法について説明します。
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データベースを作成します。
その際、実行時の拡張で生じるディスクの断片化を回避するために、データベースを事前に拡張 (つまり、その初期サイズを設定) しておくことも検討します。
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グローバル・マッピングを、DeepSee で使用する予定のクラスが含まれているネームスペースに追加します。そのためには、以下の操作を実行します。
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[グローバルデータベース位置] で、作成したデータベースを選択します。
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[グローバル名] に、DeepSee.* と入力します。
より使用に適したマッピングについて、次のセクションも参照してください。
Note:SAMPLES ネームスペースの場合、この手順は DeepSee Patients サンプルが格納される場所にも影響を及ぼします。この場合、以下の例のように ^DeepSee.Study.* に追加のマッピングを作成することも可能です。
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このネームスペース内のすべてのキューブ、サブジェクト領域、および KPI クラスをリコンパイルします。
また、すべてのキューブを再構築します。
データベースの作成とグローバルのマッピングの詳細は、"Caché システム管理ガイド" の “Caché の構成” の章を参照してください。
グローバルの代替マッピング
DeepSee と関連グローバルを別々のデータベースにマップすることが必要になることがあります。以下のテーブルに主なグローバルを示します。
項目 | グローバル | コメント |
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ファクト・テーブル、およびそれらのインデックス |
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最初にキューブを構築する際、これらのグローバルを格納するデータベースのジャーナリングを無効にすることもできます。その後、データベースのジャーナリングを有効にしてください。 |
キューブとソース・テーブルの同期を維持するために使用するグローバル |
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“キューブの最新状態の維持” の章を参照してください。 |
キューブ内部 |
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キューブ・マネージャ |
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“キューブの最新状態の維持” の “キューブ・マネージャを使用する方法” を参照してください。 |
リスト・グループ | ^DeepSee.ListingGroups | "DeepSee モデルの定義" の “リスト・グループの定義” を参照してください。 |
結果キャッシュ (大量のデータ・セットの場合) |
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これらのグローバルを格納するデータベースのジャーナリングを無効にできます。結果キャッシュの詳細は、このドキュメントで後述する “キューブの更新および結果キャッシュ” を参照してください。 |
アナライザとダッシュボード・デザイナーで作成された項目 |
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"DeepSee アナライザの使用法" および "DeepSee ダッシュボードの作成" を参照してください。 |
条件リスト |
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"DeepSee 上級モデリング・ガイド" を参照してください。 |
品質メジャー |
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"DeepSee 上級モデリング・ガイド" を参照してください。 |
ピボット変数 |
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"DeepSee アナライザの使用法" の “ピボット変数の定義と使用” を参照してください。 |
その他のポータル・オプション |
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これらの大半については、“設定の構成” の章を参照してください。 |
カスタム・コード |
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“その他の開発作業” の章を参照してください。 |
最近の履歴とログ |
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iKnow |
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処理に使用される内部 |
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これは包括的なリストではありません。DeepSee では名前の先頭が ^DeepSee である別のグローバルが使用されます。一般的に、ここに記載されていないグローバルは、少量のデータのみを格納するものか、簡単に定義しただけのものです。
CSP タイムアウト期間の調整
ユーザ・ポータルは ZEN に基づいているため、作業中のネームスペースの CSP セッション・タイムアウト期間に従います。既定のセッション・タイムアウト期間は 15 分ですが、場合によっては十分でないこともあります。
CSP タイムアウト期間を延長する手順は以下のとおりです。
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管理ポータルに移動します。
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[システム] > [システム管理] > [セキュリティ] > [アプリケーション] > [Web アプリケーション] をクリックします。
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DeepSee を使用するネームスペースの行にある [編集] をクリックします。
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CSS セッションの既定のタイムアウト期間 (秒単位) を指定する [セッションタイムアウト] の値を変更します。
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[保存] をクリックします。