ダッシュボードの作成
この章では、Ensemble ビジネス・メトリックを表示するダッシュボードの作成方法について説明します。以下のトピックが含まれています。
Ensemble ビジネス・メトリックの定義方法は、"Ensemble プロダクションの開発" を参照してください。
ダッシュボードの概要
ダッシュボードにはビジネス・メトリックや他のデータ (DeepSee のピボット・テーブルなど) が表示されます。InterSystems のダッシュボードは Web ベースです。InterSystems のダッシュボードは、ダッシュボード・ビューワ (Web ページ) で表示するか、または Zen ページに埋め込むことができます。
ENSDEMO ネームスペースにあるダッシュボードを表示するには、以下の操作を行います。
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管理ポータルで ENSDEMO ネームスペースに切り替えます。
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DeepSee, ユーザ・ポータル をクリックします。DeepSee ユーザ・ポータルが起動します。これは Web ベースの独立したアプリケーションです。
Note:必要に応じて、エンド・ユーザ向けに、[ユーザ・ポータル] ページへの直接的なリンクを設定します。
DeepSee ユーザ・ポータルが表示されます (具体的な名前が付いていますが、これは汎用機能です)。ENSDEMO では、ユーザ・ポータルは次のような外観をしています。
このページの右側の領域には、アクセス可能なすべてのダッシュボードのリストが表示されます (ワークフロー・ユーザに対しては、右側の領域にワークフローの受信ボックスも表示されます。ユーザはこの受信ボックスでワークフロー・タスクを表示および管理します)。
左側の領域には、以下のような項目が表示されます。
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アラート (ユーザ・ポータルの他のユーザからのメッセージ)。これは Ensemble のアラートには関連していません。
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最近アクセスしたダッシュボードのリスト。
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お気に入りとして指定されているダッシュボードのリスト。
"DeepSee エンド・ユーザ・ガイド" では、このユーザ・インタフェースの使用方法とダッシュボードの操作方法について説明しています。
ユーザ・ポータルでダッシュボードのリンクをクリックすると、ダッシュボード・ビューワにダッシュボードが表示されます。簡単な例を以下に示します。
ダッシュボードはユーザ・ポータルで作成します。ユーザにユーザ・ポータルへのアクセス権のみ付与し、独自のダッシュボードを作成する権限は付与したくない場合、その方法については、"DeepSee 実装ガイド" の “セキュリティの設定” の章を参照してください。
代替方法として、Zen ページに個々のダッシュボードを埋め込むこともできます。この場合、ユーザはユーザ・ポータルを必要としません。詳細は、"DeepSee 実装ガイド" の “アプリケーションからダッシュボードへのアクセス” を参照してください。
ダッシュボードの作成
以下は、DeepSee で単純なダッシュボードを作成する手順の例です。以下に示す手順では、画面に表示されるすべてのオプションについて説明しているわけではありません。(詳細は、"DeepSee ダッシュボードの作成" を参照してください。)
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ENSDEMO ネームスペースで、Ensemble, 構成, プロダクション ページから Demo.Dashboards.Production を開始します。
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管理ポータルで、[DeepSee]、[ユーザ・ポータル] の順にクリックしてから、[進む] をクリックします。
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[ユーザ・ポータル] で [メニュー] の [新しいダッシュボード] をクリックします。
ダイアログ・ボックスが表示され、新しいダッシュボードの基本情報を入力するように求められます。
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[ダッシュボード名] に、ダッシュボードの名前を入力します。
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必要に応じて、以下のオプションの値を指定します。
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[フォルダ] — 必要に応じて、ダッシュボードの格納先のフォルダを指定します。フォルダ名を入力するか、既存のフォルダを選択できます。サブフォルダを指定する場合は、スラッシュ文字 (/) を使用します。例えば、[フォルダ] の値として以下のように入力します。
My Folder/My Subfolder
ユーザ・ポータルでは、ダッシュボードがフォルダごとに整理されて表示されます。
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[ダッシュボードのタイトル] — ダッシュボードのタイトルを指定します。
タイトルを指定すると、ユーザ・ポータルのメイン領域にダッシュボードのタイトルが表示されます。タイトルを指定しないと、ダッシュボード名が表示されます。
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[パブリック] — このダッシュボードをユーザ・ポータルのメイン領域に表示するかどうかを指定します。
(ダッシュボードをパブリックとして指定しなくても、[メイン]→[開く] からアクセスできます。また、ユーザ・ポータルで [検索] オプションを使用して見つけることもできます。"DeepSee エンド・ユーザ・ガイド" を参照してください。)
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[ロック中] — このダッシュボードへの変更を一時的に阻止することができます。このオプションを選択した場合、[ロック中] オプションを解除してからでないと、ダッシュボードを再編集できません。
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[ダッシュボードの所有者] — 必要に応じて、このダッシュボードの所有者とする Caché ユーザを指定します。ダッシュボードの所有者が指定されている場合、そのダッシュボードの [アクセス・リソース] 値を指定できるのは所有者のみになります。
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[アクセス・リソース] — 必要に応じて、このダッシュボードへのアクセスの制御に使用する Caché リソースを指定します。"DeepSee 実装ガイド" を参照してください。
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[キーワード] — このダッシュボードを後から検索するときに役立つキーワードまたはフレーズのリストを指定します。行ごとに 1 つのキーワードまたはフレーズを入力します。つまり、ここに入力した行ごとに、行全体が 1 つのキーワードとして処理されます。
これらのキーワードはユーザ・ポータルに表示されます。
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[OK] をクリックします。
システムによってダッシュボードが作成され、保存されて、表示されます。最初は空の状態です。
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[メニュー] の [新しいウィジェットの追加] をクリックし、左側の [ピボットとグラフ] リストから [棒グラフ] をクリックします。
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[データソース] の右にある虫めがねアイコンをクリックします。
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[ファインダダイアログ] の左にある [ビジネス・メトリック] をクリックします。
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Demo.Dashboard.Production をクリックし、SalesMetrics をクリックして、このメトリックをデータ・ソースとして選択します。[OK] をクリックして、このウィジェットをダッシュボードに追加します。このウィジェットがダッシュボードのワーク・スペースに表示されるようになります。ウィジェットのグラフィック・サイズを変更して、中身が見えるようにします。
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[メニュー] の [保存] をクリックして、ダッシュボードを保存します。
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[ホーム] をクリックして、ダッシュボードのリストを表示し、今追加したダッシュボードをクリックして表示します。
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棒グラフの左上にあるクリップボードのアイコンをクリックして、追加したウィジェットの外観を [ウィジェット・デザイナ] で編集します。
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[データ・プロパティ] タブをクリックします。
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右側のプラス記号のアイコンをクリックし、[データ値] リストで [Sales] をクリックして、[OK] をクリックします。
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右側のプラス記号のアイコンを再びクリックし、[データ値] リストで [Units] をクリックして、[OK] をクリックします。
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[メニュー] の [保存] をクリックします。
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ブラウザをリフレッシュして、プロダクションの実行に伴って表示が変わるのを確認します。
ダッシュボード定義の場所
ダッシュボードを作成すると、スタジオの [ワークスペース] ウィンドウの [その他] フォルダ内にそのダッシュボードの定義が表示されます。この定義は、スタジオ内の他の項目と同じように、エクスポートおよびインポートできます。
ダッシュボード定義はクラス定義ではありませんが、必要に応じて特殊なコンテナ・クラスにコピーして貼り付けることができます。このコンテナ・クラスには複数のダッシュボードや他の項目を格納できます。詳細は、"DeepSee 実装ガイド" の “クラスへの DeepSee 要素のパッケージ化” を参照してください。
詳細情報
InterSystems ダッシュボードについては、DeepSee ドキュメントに詳細が記載されています。以下のドキュメントを参照してください。
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"DeepSee ダッシュボードの作成" には、ダッシュボードの作成方法と変更方法が記載されています。
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"DeepSee エンド・ユーザ・ガイド" には、ユーザ・ポータルの操作方法が記載されています。