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プロダクション内での仮想ドキュメントの使用法

この章では、プロダクション内での仮想ドキュメントの使用方法について簡単に説明します。この章は以下の節で構成されています。

概要

次のように、Ensemble には、仮想ドキュメントの種類ごとに、ビジネス・ホストとして使用可能なクラスのセットが用意されています。

項目 [クラス]
ビジネス・サービス Ensemble には、関連するアダプタが異なる 1 つ以上の特殊なビジネス・サービス・クラスが用意されています。例えば、HL7 入力の場合は、ファイル入力、FTP 入力、HTTP 入力などの専用のクラスがあります。これらのクラスを使用するためのコーディングは必要ありません。
ビジネス・プロセス

これらのクラスを使用するためのコーディングは必要ありません。

ビジネス・オペレーション Ensemble には、関連するアダプタが異なる 1 つ以上の特殊なビジネス・オペレーション・クラスが用意されています。例えば、X12 ドキュメントの場合は、ファイル出力、TCP 出力、および FTP 出力専用のクラスがあります。これらのクラスを使用するためのコーディングは必要ありません。

ビジネス・ホスト・クラスには構成可能なターゲットが含まれています。それらのいくつかを下の図に示します。

generated description: production config

Ensemble には、HL7 バージョン 2 用のスキーマ定義だけでなく、ASTM 用のスキーマ定義も含まれています。それ以外は、Ensemble に該当するスキーマをロードしなければ、仮想ドキュメントの検証や解釈に使用できません。

仮想ドキュメント用のビジネス・サービス

Ensemble には、仮想ドキュメント形式ごとに、関連する入力アダプタが異なる 1 つ以上の特殊なビジネス・サービス・クラスが用意されています。例えば、HL7 入力の場合は、ファイル入力、FTP 入力、HTTP 入力などの専用のクラスがあります。これらのクラスはプロダクションにビジネス・サービスを追加するために使用します。いくつかの例外を除いて、これらのビジネス・ホストには以下の構成可能な設定が含まれています。

  • [Docスキーマカテゴリ] — 形式に忠実で、このビジネス・サービスに対して期待されるメッセージと矛盾しないスキーマ・カテゴリを指定します。この設定により、ビジネス・サービスでメッセージの DocType を設定するために必要な情報の一部が提供されます。具体的には、この設定で、DocType の category 部分が決定されます。

    ビジネス・サービスでは、DocType の structure 部分を決定するためにもドキュメントが解釈され、そのプロパティの値が設定されます。

  • [テーブルクラス検索] — このビジネス・サービスに対して期待されるメッセージと矛盾しない適切な検索テーブル・クラスを指定します。ビジネス・サービスでは、処理するメッセージごとにインデックスを付けるためにこれが使用されます。

  • [ターゲット構成名] — このビジネス・サービスからメッセージを送信するビジネス・ホストを指定します (複数可)。

  • [検証] — このサービスに対して実行する検証の種類を表す文字列を指定します。

    組み込み検証プロセスの詳細は、後述する “仮想ドキュメントのメッセージ検証” を参照してください。

    プロダクションの定義プロセスの一部として、適用可能なすべての EDI または XML スキーマが Ensemble にロードされ、仮想ドキュメントの検証に使用されます。

仮想ドキュメント・ビジネス・サービスによっては、他にも、構成可能なターゲットがあります。例えば、FTP を使用している場合は、常時接続経由で応答メッセージを送信できるため、一部のビジネス・ホストには [リプライターゲット構成名] 設定があります。

このようなビジネス・サービスには、他にも、EDI または XML 形式に固有の詳細を指定するための設定が数多くあります。

仮想ドキュメント用のビジネス・プロセス

Ensemble には、仮想ドキュメントで使用するための特殊なビジネス・プロセスが用意されています。これらのプロセスには多くの共通点があります。また、それぞれがルーティング・プロセスとして設計されています。ルーティング・プロセスは、以下のキー項目を使用して、メッセージを転送したり、変換したりします。

  • ルーティング・ルールは、メッセージをその内容に基づいて宛先に転送します。

  • スキーマ・カテゴリは、メッセージの内容にアクセスして検証する手段を提供します。

  • データ変換は、宛先に合わせてメッセージを調整します。

これらのルーティング・プロセスには以下の構成可能な設定 (一部) があります。

  • [ビジネスルール名] — このプロセスで使用されるビジネス・ルール・セットの名前。

    プロダクションの定義プロセスの一部として、このビジネス・ルール・セットとそれに必要なデータ変換を作成します。

  • [検証] — このプロセスに対して実行する検証の種類を表す文字列を指定します。

    組み込み検証プロセスの詳細は、後述する “仮想ドキュメントのメッセージ検証” を参照してください。

  • [不正なメッセージハンドラ] — 検証プロセスの判断に従ってこのプロセスから不正なメッセージが送信されるビジネス・ホストの名前。

ルーティング・プロセスによっては、他にも、応答メッセージを処理するためなどの構成可能なターゲットがあります。そのターゲットには、仮想ドキュメント形式に固有の詳細を指定するための追加の設定が含まれます。

HL7 バージョン 2 のために、シーケンス・マネージャという特殊なビジネス・プロセスが用意されています。このビジネス・プロセスでは、関連するメッセージが適切なシーケンスとタイミングでターゲットに到達することが保証されます。

仮想ドキュメント用のビジネス・オペレーション

Ensemble には、仮想ドキュメント形式ごとに、関連する出力アダプタが異なる 1 つ以上の特殊なビジネス・オペレーション・クラスが用意されています。これらのクラスはプロダクションにビジネス・オペレーションを追加するために使用します。いくつかの例外を除いて、これらのビジネス・ホストには以下の構成可能な設定が含まれています。

  • [テーブルクラス検索] — このビジネス・サービスに対して期待されるメッセージと矛盾しない適切な検索テーブル・クラスを指定します。ビジネス・オペレーションでは、処理するメッセージごとにインデックスを付けるためにこれが使用されます。

  • [検証] — このオペレーションに対して実行する検証の種類を表す文字列を指定します。

    組み込み検証プロセスの詳細は、後述する “仮想ドキュメントのメッセージ検証” を参照してください。

このようなビジネス・オペレーションには、他にも、EDI または XML 形式に固有の詳細を指定するための設定が数多くあります。

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