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その他の Ensemble オプション

この章では、Ensemble 内のその他のオプションについて説明します。目的は、Ensemble プロダクションに含める機能に注意を向けることです。この章では、以下のトピックについて説明します。

ユーザ・ポータル

ユーザ・ポータル (以前は DeepSee ユーザ・ポータルと呼ばれていました) は、スタジオや管理ポータルのようなバック・エンド・ツールとは対照的に、エンド・ユーザが直接使用するためのものです。DeepSee ユーザ・ポータルという名前ではあったものの、このポータルは汎用であり、一般向けの外観をしています。“DeepSee” というラベルはありません。以下に例を示します。

generated description: user portal

ユーザ・ポータルは、エンド・ユーザが以下のタスクを実行できるように設計されています。

  • ビューとダッシュボード。後述するように、Ensemble ビジネス・メトリックに含めることができます。

  • ワークフロー・タスクの表示と管理。次の節で説明します。

  • ユーザ・ポータルの他のユーザへのメッセージの送信。前の図の左上に表示されています。

詳細は、"DeepSee User Guide" を参照してください。

ワークフロー

Ensemble はワークフローをサポートしています。ワークフローによって、自動化されたビジネス・プロセスにユーザの操作を統合できます。企業内でのワークフローの使用例としては、受注、注文調達、契約の承認、およびヘルプ・デスク活動があります。

Ensemble プロダクションは、ビジネス・プロセスとビジネス・オペレーションのセットを使用してワークフローを実現します。ビジネス・プロセスは要求を受け取り、その要求を実行するために必要なタスクを系統立ててから、ビジネス・オペレーションを呼び出して、これらのタスクを実行します。

これらのビジネス・オペレーションのそれぞれがタスクをワークフロー・ロールに割り当てることによって、そのロールに属している各 Ensemble ユーザのワークフロー受信トレイにタスクが配置されます。この受信トレイにアクセスするには、前のトピックで説明したように、ユーザがユーザ・ポータルを操作します。

generated description: workflow inbox

ユーザがタスクを完了としてマーキングすると、ワークフロー・エンジンが次の処理ステップに進みます。

詳細は、"ワークフローの定義" を参照してください。

ビジネス・アクティビティ・モニタリング

Ensemble には、企業統合プロジェクトの一環としてビジネス・アクティビティ・モニタリング (BAM) を含めるために必要なすべての要素が揃っています。

まずは、ビジネス・メトリックです。これは、構成可能な時間間隔で特定の値を計算する特殊なビジネス・サービス・クラスです。この計算は、ビジネス・オペレーション、フェデレーテッド・データベース、Ensemble データベース、またはビジネス・メトリック・クラス内に含まれる任意のソース・コードへの呼び出しを含むさまざまな形式を取ることができます。"Ensemble プロダクションの開発" の “ビジネス・メトリックの定義” を参照してください。

次は、ダッシュボードです。これは、メトリック値のリアルタイム・グラフィカル表示を提供する Web ページです。各ダッシュボードには、1 つ以上のメータが付いており、これらにビジネス・メトリックが表示されます。Ensemble には、スピードメーター、ライト・バー、信号機などを含む組み込みメータの完全なセットがあります。

ビジネス・メトリックが表示されたダッシュボードの例を以下に示します。

generated description: dashboard sample

初めてダッシュボードを使用する場合は、"Ensemble プロダクションの構成" の “ダッシュボードの作成” を参照してください。詳細は、"DeepSee ダッシュボードの作成" を参照してください。

アラート

アラートは、Ensemble プロダクションの実行中にアラート・イベントが発生した場合に該当するユーザに通知を送信します。その目的は、システム管理者またはサービス技術者に問題の存在を警告することです。アラートは電子メール、携帯電話、またはその他のメカニズムにより送信されます。詳細は、"Ensemble プロダクションの開発" の “Ensemble のプログラミング” を参照してください。

発行および購読メッセージ配信

Ensemble は、発行および購読メッセージ・ルーティングもサポートしています。このテクニックは、特定のトピックに関するメッセージが通知されるようにあらかじめ登録されているかどうかに基づいて、1 人または複数の加入者にメッセージをルーティングします。詳細は、"Ensemble の管理" を参照してください。

メッセージ・バンク

エンタープライズ・メッセージ・バンクはオプションのリモート・アーカイブ機能であり、複数の Ensemble クライアント・プロダクションからメッセージ、イベント・ログの項目、および検索テーブルのエントリを収集することができます。これは、以下のコンポーネントから構成されます。

  • メッセージ・バンク・サーバ。任意の数のクライアント・プロダクションからの送信を受信するメッセージ・バンク・サービスだけで成る単純な Ensemble プロダクションです。

  • Ensemble プロダクションに追加して、メッセージ・バンク・サーバのアドレスで構成する、クライアント・オペレーション (メッセージ・バンク・オペレーション)。

初めて使用する場合は、"Ensemble プロダクションの開発" の “エンタープライズ・メッセージ・バンクの定義” を参照してください。

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