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This is documentation for Caché & Ensemble. See the InterSystems IRIS version of this content.Opens in a new tab

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プロダクションの構成

この章では、X12 プロダクションを作成して構成するプロセスを説明します。この章は以下の節で構成されています。

すべてのタスクを、対象のプロダクションが含まれているネームスペースで実行する必要があります。ルール・セットと変換を作成する場合は、予約パッケージ名を使用しないでください。"Ensemble プロダクションの開発" の “予約パッケージ名” を参照してください。

"Ensemble 仮想ドキュメント" の “検証ロジックの上書き” も参照してください。

新しい X12 プロダクションの作成

X12 コンポーネントを既存のプロダクションに追加できます。ただし、X12 を処理するための新しい Ensemble プロダクションを明示的に作成する場合は、以下の手順を実行してください。

  1. 管理ポータルで、該当するネームスペースに切り替えます。

    そのためには、タイトル・バーの [切り替え] をクリックし、対象のネームスペースをクリックして [OK] をクリックします。

  2. [Ensemble] をクリックします。

  3. [構成する] をクリックします。

  4. [プロダクション] をクリックし、[進む] をクリックします。

    最後にアクセスしたプロダクションが、Ensemble, プロダクション構成 ページに表示されます。

  5. [プロダクション設定] メニューで [アクション] タブをクリックします。

  6. [新規作成] をクリックして、プロダクション・ウィザードを呼び出します。

  7. [パッケージ名][プロダクション名]、および [説明] に入力します。

  8. [汎用] プロダクション・タイプを選択して、[OK] をクリックします。

Ensemble では空のプロダクションが作成され、このプロダクションから、ビジネス・サービス、ビジネス・プロセス、ビジネス・オペレーションなどのコンポーネントを追加できます。詳細は、後続の節を参照してください。

Note:

プロダクションの作成時に、あるコンポーネントを構成しているときに、まだ作成していない別のコンポーネントの名前を入力する必要が生じることがよくあります。混乱を回避するには明確な命名規則が不可欠です。参考情報は、"Ensemble のベスト・プラクティス" の “命名規則” を参照してください。規則については、"Ensemble プロダクションの構成" の “構成名” を参照してください。

X12 ビジネス・サービスの追加

プロダクションが X12 ドキュメントを受信する元となるアプリケーションごとまたはソースごとに、1 つの X12 ビジネス・サービスを追加します。

X12 ビジネス・サービスをプロダクションに追加するには、以下の操作を行います。

  1. ビジネス・サービス・ウィザードに通常どおりアクセスします。"Ensemble プロダクションの構成" を参照してください。

  2. [X12 入力] タブをクリックします。

  3. [入力タイプ] リストから以下のいずれかをクリックします。

    • TCP

    • File

    • FTP

  4. [X12 サービス名] に、このビジネス・サービスの名前を入力します。

  5. [X12 サービス・ターゲット] で、以下のいずれかを選択します。

    • [ターゲットの自動作成] — Ensemble によってビジネス・プロセスがプロダクションに追加され、ビジネス・サービスがそのプロセスをターゲットとして使用するように構成されます。後で、このビジネス・プロセスの詳細を編集できます。

    • [今はなし] — このビジネス・サービスのターゲットを指定しないでください。このオプションを選択した場合は、後で必ずターゲットを指定してください。

    • [既存のプロダクション項目をターゲットとして選択] — この場合、ドロップダウン・リストから既存のビジネス・ホストも選択します。

  6. [OK] をクリックします。

X12 ビジネス・プロセスの追加

X12 ビジネス・プロセスをプロダクションに追加するには、以下の操作を行います。

  1. ビジネス・プロセス・ウィザードに通常どおりアクセスします。"Ensemble プロダクションの構成" を参照してください。

  2. [X12 ルータ] タブをクリックします。ルータ・クラスのデフォルト値は EnsLib.MsgRouter.VDocRoutingEngineOpens in a new tab です。

  3. [ルーティング・ルール名] で、以下のいずれかの操作を行います。

    • [ルーティング・ルール名] ドロップダウン・リストから既存のルーティング・ルールを選択します。

    • [ルールの自動作成] を選択して、[ルーティング・ルール名] にルール名を入力します。この場合、ウィザードによって、プロダクションと同じパッケージにルーティング・ルール・クラスが作成されます。

      後で、ルーティング・ルールを編集して、ルーティング・ルールにロジックを追加する必要があります。

  4. [X12 ビジネス・プロセス名] に、このビジネス・プロセスの名前を入力します。

  5. [OK] をクリックします。

  6. お使いの X12 ビジネス・サービスがこの新しい X12 ビジネス・プロセスに接続されていることを確認します。このプロセスを接続するには、以下の操作を行います。

    • 対象の X12 ビジネス・サービスを選択します。

    • 画面の右側のメニューで、[設定] タブをクリックして [基本設定] メニューを開きます。

    • [ターゲット構成名] フィールドに、新しい X12 ビジネス・プロセスの名前を入力します。

  7. 必要に応じて、ビジネス・プロセスの追加の設定を構成します。詳細は、“X12 ビジネス・プロセスの設定” を参照してください。

X12 ルーティング・ルールの追加

ビジネス・ルールの定義に関する一般情報は、"ビジネス・ルールの開発" を参照してください。

X12 ルーティング・ルールを作成する際は、以下の操作を行います。

  • [一般] タブで、[ルールタイプ][仮想ドキュメント・メッセージ・ルーティング・ルール] を指定する必要があります。この選択によって以下のオプションが設定されます。

  • ルールの [制約] で、[メッセージ・クラス]EnsLib.EDI.X12.DocumentOpens in a new tab を指定します。

これ以外のすべての点については、両タイプのルール・セットの構造と構文は同じです。

X12 データ変換の追加

ルーティング・ルールに、1 つ以上のデータ変換が必要な場合があります。

DTL データ変換の定義に関する一般情報は、"DTL 変換の開発" を参照してください。

X12 ドキュメント用の DTL データ変換を作成する場合は、次の手順に従います。

  • [変換] タブで、[ソースクラス][ターゲットクラス] の両方で EnsLib.EDI.X12.DocumentOpens in a new tab を指定する必要があります。

  • [ソースドキュメントタイプ] には、ビジネス・サービスによって割り当てられたスキーマ・カテゴリ名を指定する必要があります。

  • [ターゲットドキュメントタイプ] には、ターゲット・スキーマ・カテゴリの名前を指定する必要があります。これは、Ensemble にロードしたスキーマ・カテゴリ名と同じであることが必要です。

利用可能なツール” の章の説明に従って、X12 ドキュメント・ビューワ・ページを使用して変換をテストします。

DTL データ変換をプロダクションに統合するには、ルーティング・ルール[変換] フィールドに、そのデータ変換の完全なパッケージ名とクラス名を入力します。

Note:

データ変換には、[バッチハンドリング] の設定を必ず反映させてください。

X12 ビジネス・オペレーションの追加

プロダクションからファイルまたはアプリケーションに X12 メッセージを送信するには、X12 ビジネス・オペレーションを追加する必要があります。出力先ごとに 1 つずつの X12 ビジネス・オペレーションを追加します。

不正なメッセージを処理するためのビジネス・オペレーションを追加することもできます (背景については、"Ensemble 仮想ドキュメント" の “仮想ドキュメント用のビジネス・プロセス” を参照してください)。

X12 ビジネス・オペレーションをプロダクションに追加するには、以下の操作を行います。

  1. ビジネス・オペレーション・ウィザードに通常どおりアクセスします。"Ensemble プロダクションの構成" を参照してください。

  2. [X12 出力] タブをクリックします。

  3. [出力タイプ] リストから以下のいずれかをクリックします。

    • TCP

    • File

    • FTP

  4. [X12 オペレーション名] に、このビジネス・オペレーションの名前を入力します。

  5. [OK] をクリックします。

  6. このビジネス・オペレーションが関連するビジネス・サービスまたはビジネス・プロセスに接続されていることを確認します。

    • ルーティング・ルールの場合は、X12 ビジネス・オペレーションの名前をルーティング・ルール・セット[ターゲット] フィールドに入力します。

    • 受信ビジネス・サービスから送信ビジネス・オペレーションにメッセージを転送するだけのパススルー・インタフェースを使用する設計を採用している場合は、X12 ビジネス・オペレーションの名前を X12 ビジネス・サービス[ターゲット構成名] フィールドに入力します。

  7. 必要に応じて、ビジネス・オペレーションの追加の設定を構成します。詳細は、“X12 ビジネス・オペレーションの設定” を参照してください。

X12 メッセージでないデータをプロダクションから送信する場合は、"Ensemble プロダクションの開発" の “ビジネス・オペレーションの定義” を参照してください。また、"Ensemble の紹介" の “接続オプション” も参照してください。

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