Shadow
Synopsis
[Shadows] name=Address,Enabled,JournalDirectory,DaysBeforePurge,SSLConfig,FilterRoutine,MaxErrors
説明
シャドウ・サーバを構成する各エントリには、7 つのコンマ区切りのプロパティを指定します(シャドウ名には、チルダ (~) 文字は使用できないことに注意してください)。値の意味は、左から右の順に以下のとおりです。
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Address — address|port の形式で組み合わせた IP アドレスとポート。
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Enabled — 定義されたシャドウ・サーバを起動するか (1)、起動しないか (0) が定義されます。既定では、起動しません (0)。
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JournalDirectory — ジャーナル・ファイル・ディレクトリのフル・パス名。既定は、マネージャ・ディレクトリのシャドウ・サブディレクトリです。
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DaysBeforePurge — ソース・ジャーナル・ファイルのシャドウ・コピーを保持する日数。既定は 0 です。既定では、Caché の宛先は、デジャーナルを終了し次第、オープン・トランザクションがそのファイルで扱われていない限り、ジャーナル・ファイルのコピーを削除します。ジャーナル・ファイルのシャドウ・コピーを宛先でより長い期間保持するには、このフィールドに値を入力します。
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SSLConfig — 既存のクライアント構成の名前。既定は空白で、この場合、SSL はシャドウ接続に使用されません。
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FilterRoutine — シャドウ上でジャーナル・レコードをデジャーナリングする前に、シャドウがこれらのレコードのフィルタリングに使用するオプションのフィルタ・ルーチンの名前 (先頭の ^ を省略)。このルーチンは %SYS ネームスペース内にあります。
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MaxErrors — Caché で保持する必要がある 0 ~ 200 のシャドウィング・エラーの数。既定値は 10 です。
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DisableJournalUpdates=n が 1の場合は、データベースのジャーナル設定に関係なく、シャドウがシャドウ・データベースに適用する更新はジャーナリングされません。0 の場合は、シャドウの更新はジャーナリングされます。既定値は 0 です。
シャドウ・サーバの定義と管理の詳細は、"Caché データ整合性ガイド" の "シャドウイング" の章を参照してください。API を使用したシャドウの構成の詳細は、%SYS.SYS.Shadowing.Shadow クラスのドキュメントを参照してください。
シャドウは、表示のアドレスとポートで SHADOW1 という名前です。シャドウは実行中です。残りのプロパティは、既定値のままです。
SHADOW1=ShadowMachineIP|56775,1
最初の例と同じシャドウですが、実行中ではありません。
SHADOW1=ShadowMachineIP|56775,0
DaysBeforePurge が 4 に設定されています。
SHADOW1=ShadowMachineIP|56775,0,,4
各プロパティについて上記のとおりです。
[システム管理] > [構成] > [接続性] > [シャドウサーバ設定] ページで、[新規シャドウ追加] を選択します。