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This is documentation for Caché & Ensemble. See the InterSystems IRIS version of this content.Opens in a new tab

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memlock

共有メモリまたはテキスト・セグメントをメモリ内でロックするかどうかを指定します。

Synopsis

[config]    memlock=n

起動時、Caché では、制御構造、グローバル・バッファ、ルーチン・バッファ、および一般メモリ・ヒープの用途で共有メモリ・セグメントを使用できます。memlock パラメータを使用することで、その割り当て方法を詳細に制御できます。

このフラグは、Caché が共有メモリを割り当てる方法を制御します。このパラメータは、共有メモリの設定を制御する一連のビット・フラグです。

説明

このパラメータの値が 0 (既定値) に設定されている場合、Caché は、ラージ・ページをサポートするプラットフォーム (Windows、Linux、および AIX) でラージ・ページから共有メモリを割り当てようと試みます。ラージ・ページが使用できない場合、または構成された共有メモリ・サイズに対して不十分である場合、共有メモリは標準のページ (スモール・ページ) で割り当てられます。まだメモリを割り当てることができない場合、起動において、成功するまでグローバル・バッファ、ルーチン・バッファ、および一般メモリ・ヒープ (共有メモリ・ヒープと呼ばれることもあります) を減らして標準のページで繰り返し試行します。共有メモリが標準のページで割り当てられた場合、これらのページを物理メモリにロックする試行は行われません。ラージ・ページは、オペレーティング・システム・レベルで物理メモリに自動でロックされます。

以下のビット・フラグは、下記のように動作を変更します。

  • 7 (LockedSharedMemory) は、物理メモリにロックされる共有メモリを示しています (Microsoft Windows、Solaris、macOS を除くすべてのオペレーティング・システムに適用されます)。慣例により、ビット 1、2、および 4 は常に一緒に設定されますが、これらは相互に置き換え可能です。

    Note:

    レガシ上の理由で、このフラグは、以下のようにラージ/ヒュージ・ページの使用と相互作用します。

    Windows または AIX でこのフラグがオンになっている場合、ラージ・ページの使用が無効になります。これをオーバーライドするビット 64 (LargePagesRequired) もオンになっている場合を除いて、これは True になります。

    Linux でこのフラグがオンになっており、オペレーティング・システム・レベルでヒュージ・ページが設定されている際、構成されているメモリの容量をヒュージ・ページで割り当てることができない場合、Caché は起動を中止します。

    それらのレガシ上の目的でこのフラグを使用することは推奨されません。スモール・ページをメモリにロックする目的以外でこのフラグを使用しないでください。ラージ/ヒュージ・ページは物理ページに自動でロックされるため、ラージ/ヒュージ・ページを使用する場合は、このフラグを使用する必要はありません。ラージ/ヒュージ・ページを無効または必須のどちらにするか制御するには、ビット 32 (LargePagesDisabled) または 64 (LargePagesRequired) を使用します。

  • 8 (LockTextSegment) は、(一部の UNIX プラットフォームで) 物理メモリにロックするテキスト・セグメント (実行可能プログラム・イメージ) を示しています。

  • 32 (LargePagesDisabled) は、ラージ/ヒュージ・ページをサポートするプラットフォームで、共有メモリ目的のラージ/ヒュージ・ページの使用を無効にすることを示しています。専門的に言えば、これは、Caché がページ・サイズに対して中立的な処置を採り、ラージ・ページを要求するアクションを実行しないことを意味します。ラージ・ページをサポートするプラットフォームでこのフラグがオフになっている場合、Caché はラージ・ページでメモリを割り当てようと試み、要求されたサイズでラージ・ページを割り当てることができない場合は標準のページに戻ります。

  • 64 (LargePagesRequired) は、ラージ/ヒュージ・ページをサポートするプラットフォーム (Windows、AIX、および Linux) で、共有メモリ目的のラージ/ヒュージ・ページの使用を必須にすることを示しています。その他のプラットフォームの場合、または LargePageDisabled フラグによってラージ・ページが無効になっている場合は無視されます。LargePagesRequired が True かつ無視されていない状態で、ラージ/ヒュージ・ページでメモリを割り当てることができない場合、スモール・ページを代わりに使用せずに起動が中止されます。Caché はメモリ・サイズを少し減らして再試行しますが、このフラグが存在しないときほどは減らしません。

  • 128 (BackoffDisabled) は、メモリの割り当てに失敗した場合、容量を減らして再試行しないことを示しています。構成されたサイズでメモリを割り当てることができない場合、起動は中止されます。

管理ポータル

[システム管理] > [構成] > [追加設定] > [詳細メモリ] ページで、次の各行の [編集] を選択して、値を選択します。

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