DROP USER

Synopsis

DROP USER user-name

概要

DROP USER コマンドは、ユーザ・アカウントを削除します。このユーザ・アカウントは、CREATE USER を使用して作成され、user-name を指定されています。指定された user-name が既存のユーザ・アカウントに対応しない場合、Caché は SQLCODE -118 エラーを発行します。ユーザ名は、大文字と小文字が区別されません。

管理ポータルからユーザを削除することもできます。既存のユーザをリストするには、システム, セキュリティ管理, ユーザ を選択します。ユーザ・アカウントのこのテーブルで、削除するユーザ・アカウントの [削除] をクリックします。

特権

DROP USER コマンドは特権を必要とする操作です。埋め込み SQL 内で DROP USER を使用する前に、適切な特権を持つユーザとしてログインする必要があります。特権がない場合は、SQLCODE -99 エラー (特権違反) が返されます。

$SYSTEM.Security.Login()Opens in a new tab メソッドを使用して、以下のようにユーザに適切な特権を割り当ててください。

   DO $SYSTEM.Security.Login("_SYSTEM","SYS")
   &sql(      )

$SYSTEM.Security.Login メソッドを呼び出すには、%Service_Login:Use 特権が必要です。詳細は、"インターシステムズ・クラス・リファレンス" の "%SYSTEM.SecurityOpens in a new tab" を参照してください。

例

以下の文を発行して、PSMITH を削除できます。

DROP USER psmith

関連項目

• SQL 文 ： CREATE USERALTER USERGRANTREVOKE%CHECKPRIV

• "Caché SQL の使用法" の “ユーザ、ロール、特権“ の章

• "Caché エラー・リファレンス" にリストされた SQLCODE エラー・メッセージ

• ObjectScript ： $ROLES および $USERNAME 特殊変数