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データベースの整合性

ObjectScript には、データベースの整合性を維持するためのコマンド、LockTStart、および TCommit があります。lookup ルーチンに編集機能の追加準備の段階で、これらのコマンドを学習します。この 3 つのコマンドは、通常組み合わせて使用されます。以下はコマンドの一般的な使用方法です。

  1. 修正するレコードを選択

  2. レコードを Lock

  3. 更新データを取得

  4. TStart を実行

  5. 新規データを格納

  6. トランザクションに TCommit を指定

  7. レコードの Lock を解除

Lock コマンドを使用すると、複数のユーザが同じレコードを同時に更新しようとする競合プロセスを防ぐことができます。ただし、規約に従った動作のみ行います。指定されたグローバルを更新するアプリケーションのコードはすべて、更新するレコードを必ず Lock するよう試みる必要があり、終了後は Unlock する必要があります。ルーチンによって Lock を使用しているものとしていないものがある場合は、前者のルーチンがレコードをロックするのに対し、後者のルーチンはレコードを更新します。

TStart コマンドと TCommit コマンドを使用すると、データベース・トランザクションを保護できます。トランザクションとは、Set コマンド、あるいは Kill コマンドによるデータベースでの一連の処理のことです。すべてのトランザクションを完了させるか、あるいはまったく実行しないかのどちらかにする必要があります。これにより、トランザクションのすべてのグローバル (例えばデータとインデックスの両方) が同期の状態を保ちます。

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