CSP とは?
Caché Server Pages (CSP) は、動的な Web アプリケーションの開発および配置に使用されるプラットフォームです。CSP プラットフォームの主要コンポーネントは以下のとおりです。
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Web サーバ — クライアント (通常は Web ブラウザ) からの HTTP 要求を処理するアプリケーション。コンテンツに対する要求を CSP ゲートウェイに転送するように構成できます。Caché は、Apache、Microsoft Internet Information Server (IIS) など、いくつかのサードパーティ製の Web サーバをサポートしています。
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CSP ゲートウェイ — Web サーバによってインストール、ロードされた共有ライブラリまたはダイナミック・リンク・ライブラリ (DLL) です。ゲートウェイは、Web サーバからのコンテンツの要求を CSP サーバに転送するように構成できます。
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CSP コンパイラ — CSP サーバ上にある Caché クラスおよびプログラムのセットです。このコンパイラは、CSP マークアップ・ページを Caché ページのクラスに変換し、ページ・クラスをコンパイルします。
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CSP サーバ — CSP ゲートウェイから受信する CSP 要求を処理するアプリケーションです。CSP コンパイラを使用して、CSP コードの変換とコンパイルを行います。CSP クラスをインスタンス化して onPage メソッドを呼び出し、CSP コンテンツを生成します。
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%CSP API — 開発者が CSP クラスのコード化に利用できるクラスのパッケージです。このパッケージには、すべての CSP クラスのスーパークラスである %CSP.PageOpens in a new tab も含まれます。
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CSP マークアップ言語 — 開発者が CSP ページの作成時に HTML マークアップ言語と共に利用できるタグと指示文のセットです。
標準の Caché インストールには、Web サーバも含まれています。既定では、この Web ブラウザは 57772 以上で使用可能な最初のポート番号を使用します。この Web サーバの構成、および Caché と共に使用するその他の Web サーバの構成の詳細は、"Caché Server Pages (CSP) の使用法" の "CSP 構成" を参照してください。
Web サーバと CSP ゲートウェイは、同一の物理マシンに配置されている必要があります。ただし、その他のコンポーネントの配置は、別のマシンでも、同一マシンでもかまいません。