デモ ：ビジネス・ルールでデータ変換を使用する

HL7 データ変換は、メッセージ・ルータのルーティング・ルールでよく使用されます。以下の手順では、このチュートリアルの前節で作成したコンポーネントとルールを使用します。"HL7 メッセージ・ルーティング・プロダクションの作成" の節を実行していない場合は、この節を今すぐ完了するか、ソリューション・ファイルをインポートしてください。インポートするファイルの名前は TutorialHL7Production.xml であり、<ensemblesys>\Dev\tutorials\hl7messagerouting に含まれています。<ensemblesys> とは、Ensemble がインストールされているディレクトリのことです。

このプロダクションで以下の手順を実行してください。

1. ルーティング・ルール・エディタで TutorialFileService_Router のルーティング・ルールを開きます。その方法の 1 つとして、メッセージ・ルータをクリックしてから [ルール表示] をクリックします。

   

2. このルータの唯一のルールの [transform] をダブルクリックします。

   

3. 作成したばかりの Tutorial.DemoDTL を参照します。

   

4. ルール画面で [保存] をクリックして、ルーティング・ルールへの変更内容を必ず保存してください。

5. ABC1.txt のコピーを C:\Tutorial\In に保存します。チュートリアル・プロダクションが実行されていることを確認してください。

6. メッセージ・ビューワでトレースを表示します。2 番目のメッセージをクリックして、[コンテンツ] をクリックします。メッセージ・データが変更されたことを確認します。

   

7. 管理ポータルのフロント・ページから、[Ensemble] > [表示] > [ビジネス・ルール・ログ] の順にクリックします。最上部の行には、プロダクションでメッセージ・ルータを通して送信された最後のメッセージが示されています。メッセージが変換されると、そのメッセージは [戻り値] フィールドにリストされます。[理由] フィールドには、一致したルールの部分が表示されます。フィールドに (なし) と表示されている場合は、ルールが一致しなかったことを示します。ABC1.txt が Rule 1 と一致して、変換されたことを確認してください。