ウィザードを使用したプロキシ・クラスの作成 : 第 1 章
Caché Web サービス・コンシューマが Web サービス・プロデューサと通信するには、プロデューサのプロキシ・クラスを必要とします。これらのプロキシ・クラスは、Web サービス・プロデューサの WSDL ドキュメントの仕様に従って生成されます。Caché Web サービス・クライアント・ウィザードでは、WSDL ドキュメントを使用してプロキシ・クラスを自動的に生成します。
Caché Web サービス・クライアント・ウィザードを使用して、サンプルの Web サービス・プロデューサ・アプリケーションの Caché クライアントを作成するには、以下の手順を実行します。
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スタジオを開きます。サンプル・プロデューサ・アプリケーションがインストールされているネームスペース (SAMPLES ネームスペースなど) とは別のネームスペースに切り替えます。これによって、プロデューサとコンシューマ間のリモート通信をシミュレートできるようになります。
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[ツール]→[アドイン]→[アドイン] をクリックします。[アドイン] リストが表示されます。[SOAPウィザード] をクリックし、[OK] をクリックします。
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SOAP クライアント・ウィザードの最初の画面で、以下の手順を実行します。
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[WSDL ファイルまたは URL を選択] オプションの [URL] をクリックします。
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サンプルのプロデューサ・アプリケーションの WSDL の URL を [WSDL URL を入力 :] ボックスに入力します。この URL は http://localhost:<port>/csp/<server namespace>/SOAPTutorial.SOAPService.cls?WSDL=1 です。<server namespace> はアプリケーションがインストールされている Caché ネームスペースで、<port> は Caché インスタンスの Web サーバ・ポートです。
Caché インスタンスの Web サーバ・ポートを調べるには、[システム概要] または、管理ポータルの [ホーム]→[概要] をクリックします。 -
[次へ] をクリックします。
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SOAP クライアント・ウィザードに、サンプル・プロデューサ・アプリケーションの WSDL ドキュメントが表示されます。[クラス生成を制御するオプション] で次のように指定します。
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[Web サービスのクライアントの作成] をクリックします。
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[コンパイルにより生成されたクラス] をクリックします。
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[クラスタイプ] : Registered
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[プロキシクラスパッケージ] : ContactApplication
[次へ] をクリックします。
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SOAP クライアント・ウィザードにより、生成されるプロキシ・クラスの各種セットのパッケージ名が表示されます。[次へ] をクリックして、既定値を受け入れます。
SOAP クライアント・ウィザードの詳細は、"Caché での Web サービスおよび Web クライアントの作成" の "Web クライアントの作成" のセクションの "SOAP クライアント・ウィザードの使用法" を参照してください。
Web サービスが含まれる CSP アプリケーションがパスワードで保護されている場合、有効な Caché ユーザ名とパスワードを WSDL URL に追加する必要があります。これは、&CacheUserName=<user name>&CachePassword=<password> を WSDL URL に追加することで実行できます。