開発中のキャッシュ管理に関するヒント
Zen Mojo のページを表示する際にはいくつかのキャッシュ・メカニズムが作用しますが、これらが原因でページの最近コンパイルされたバージョンが表示されなくなる可能性があります。この付録では、開発プロセス中にフラストレーションが生じないように、これらのメカニズムを無効にしてキャッシュをクリアする方法を説明します。この付録では、以下の項目について説明します。
CSP ゲートウェイ・キャッシュ
Zen Mojo が使用する CSP ゲートウェイは、Web アプリケーションの定義に応じて自動的にファイルをキャッシュに入れる場合があります (最初の章の “Zen Mojo アプリケーションの各セクション” を参照)。
CSP ゲートウェイが Zen Mojo アプリケーション用のファイルをキャッシュに入れないようにするには、以下の手順を実行します。
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管理ポータルで、[システム管理]→[セキュリティ]→[アプリケーション]→[Web アプリケーション] の順にクリックします。システム, セキュリティ管理, Web アプリケーション ページが表示されます。
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Zen Mojo ページを含む Web アプリケーションの名前をクリックします。
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[静的ファイルの提供] オプションの [常時] を選択します。
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[保存] をクリックします。
このキャッシュをクリアする必要がある場合は、以下の手順を実行します。
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管理ポータルで、[システム管理]→[構成]→[CSP ゲートウェイ管理] をクリックします。
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[システムステータス] をクリックします。
ログインするように要求されたら、ユーザ名とパスワードを入力します。
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このキャッシュから削除するページごとに、ページの最下部にある [キャッシュをクリア] ボタンをクリックします。
アプリケーションを配置する際には、[静的ファイルの提供] オプションを [常時かつキャッシュ] に変更することが一般に推奨されます。
ブラウザ・キャッシュ
ブラウザによるキャッシュを無効にし、ブラウザ・キャッシュをクリアする方法については、ご使用のブラウザで提供されているヘルプを参照してください。
ブラウザ・キャッシュは CSP ゲートウェイ・キャッシュとは別個のもので、後の段階でページを提供する際に使用されます。つまり、キャッシュをクリアする際には、CSP ゲートウェイ・キャッシュをクリアした後でブラウザ・キャッシュをクリアする必要があります。
ご使用のブラウザによっては、表示の更新 (キャッシュを使用) とページの再ロード (キャッシュをバイパス) に対して別々のオプションが提供されている場合があるので注意してください。例えば、Chrome の場合、F5 ボタンを押すと表示が更新され、Ctrl+R を押すとページが再ロードされます。
Zen Mojo ページ・キャッシュ
本書ですでに説明したように、Zen Mojo も情報をキャッシュに入れます。このメカニズム全体を無効にするスイッチはありませんが、処理中の適切な時点でこのキャッシュを無効にすることができます。このためには、documentView インスタンスまたは Zen Mojo ページの invalidate() メソッドを呼び出します。