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ピボット・テーブルおよびダッシュボードの作成とパッケージ化

1 つ以上のキューブを作成したら、通常は、最初のピボット・テーブルおよびダッシュボードのセットを作成およびパッケージ化します。また、通常ユーザは、必要に応じて新しいピボット・テーブルとダッシュボードを作成します。

この章では、ピボット・テーブルとダッシュボードの作成プロセスを簡単に説明します。このプロセスは以下の手順で構成されています。

  1. ピボット・テーブルの作成

  2. ダッシュボードの作成

  3. これらの項目のエクスポートとパッケージ化

ピボット・テーブルおよびダッシュボードの作成の詳細は、"DeepSee アナライザの使用法" および "DeepSee ダッシュボードの作成" を参照してください。

ピボット・テーブルの作成

このチュートリアルで前述した手順では、Patients キューブを使用するピボット・テーブルを作成しました。ここでは、作成した新しいキューブを使用するピボット・テーブルを作成します。

  1. アナライザにアクセスします。

  2. [Tutorial] キューブに移動します。

  3. [モデル・コンテンツ] ペインで、[AgeD] ディメンジョンを展開します。

  4. [Age Group][行] にドラッグ・アンド・ドロップします。

  5. [Age Bucket][行] にドラッグして、内訳を示すボタン generated description: button breakout here 上にドロップします。

  6. [Count][列] にドラッグ・アンド・ドロップします。

  7. [All Patients] を下部の [行] にドラッグ・アンド・ドロップします。

    すると、[行] ボックスは以下のようになります。

    generated description: pivot table sample2 setup

    ピボット・テーブルは以下のようになります。

    generated description: pivot table sample2

  8. [保存] をクリックします。

    ピボット・テーブルの名前を指定できるダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前を付けて、ピボット・テーブルを保存します。ここでは、データ取得の基本となるクエリを、選択した方法での表示に必要な情報と共に保存します。データを保存するわけではありません。

  9. [フォルダ] に、Tutorial と入力します。

  10. [ピボット名]Patients by Age Group と入力します。

  11. [OK] をクリックします。

  12. 以下のようにもう 1 つピボット・テーブルを作成します。

    • [行] には [Diagnoses] を使用します。

    • [列] には [Count] および [Avg Age] を使用します。

    • [フォルダ] には、[Tutorial] を選択するか、入力します。

    • [ピボット名]Patients by Diagnosis と入力します。

ダッシュボードの作成

ここでは、単純なダッシュボードを作成します。

  1. ページ上部の [DeepSee] リンクをクリックします。

  2. [ホーム]→[DeepSee]→[ユーザ・ポータル] をクリックします。

    ユーザ・ポータルが表示され、既存のパブリック・ダッシュボードおよびピボット・テーブルがリストされます。

  3. [メニュー]→[新しいダッシュボード] をクリックします。

    新しいダッシュボードに関する基本情報の入力を求めるダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. [フォルダ] には、[Tutorial] を選択するか、入力します。

  5. [ダッシュボード名] に、Sample Dashboard と入力します。

  6. [OK] をクリックします。

    ダッシュボードの作成、保存、および表示が行われます。ダッシュボードは最初は空です。

    generated description: dashboard step1

    ダッシュボードの左側にある [>] ボタンを確認します。

  7. [>] ボタンをクリックします。

    すると、以下のようにダッシュボード・エディタが展開されます。

    generated description: dashboard editor init view

  8. [ウィジェット] をクリックします。

    すると、現在このダッシュボードに含まれているすべてのウィジェットのリストが表示されます (この場合はなし)。

  9. [+] ボタンをクリックします。

    すると、ダイアログ・ボックスが表示され、ここから初期オプションを選択できます。

  10. ダイアログ・ボックスで、[ピボットとグラフ] が展開されていない場合はこれをクリックします。リストが展開され、選択肢リストが表示されます。

  11. このリストで、[テーブル] をクリックします。

  12. [データソース] の横にある検索ボタン generated description: button search をクリックします。

  13. [Tutorial][Patients by Age Group] をクリックします。

  14. [OK] をクリックして、ウィジェットを追加します。

    ダッシュボードが以下のように表示されます。

    generated description: dashboard step2

  15. 前述の手順を繰り返して、前のセクションで作成したその他のピボット・テーブルを追加します。

    新しく追加したウィジェットは、同じ既定の位置 (左上) に置かれるため、前に追加したウィジェットを覆うようになります。

  16. 新しく追加したウィジェットのタイトル・バーにカーソルを置いて、他のウィジェットの下にこのウィジェットをドラッグ・アンド・ドロップします。

    サイズを変更できるように、上方のウィジェットの下にスペースをとることをお勧めします。

  17. 各ウィジェットの右下角にあるサイズ変更コントロールを使用して、スクロールしなくてもすべての行が表示されるようにサイズを変更します。

    generated description: dashboard step4

  18. [メニュー]→[保存] をクリックします。

    ダッシュボードが即座に保存されます。

  19. 以下の手順を実行して、このダッシュボードにフィルタ・コントロールを追加します。

    1. ダッシュボード・エディタを開きます。

    2. [ウィジェット] をクリックします。

    3. Patients by Age Group ウィジェットをクリックします。

    4. [コントロール] をクリックします。

      ダッシュボード・エディタに、選択したウィジェットで定義されているすべてのコントロールのリスト (現在は空) が表示されます。

    5. リストの上の [+] ボタンをクリックします。

      コントロールを指定するダイアログ・ボックスが表示されます。

    6. [場所] で、[ダッシュボード] を選択します。

    7. [ターゲット] に、* と入力します。

    8. [アクション] で、[フィルタの適用] を選択します。

    9. [フィルタ] で、[ZIP Code] を選択します。

    10. [コントロールのラベルまたはアイコン] に、ZIP Code と入力します。

    11. [OK] をクリックして、コントロールを追加します。

    これでダッシュボードの左上角の表示が以下のようになります。

    generated description: dashboard step5

  20. 前述の手順を繰り返し、Allergies および Favorite Color のフィルタを追加します。

    これでダッシュボードの左上角の表示が以下のようになります。

    generated description: dashboard step6

  21. これらのフィルタ・コントロールを再構成して、それぞれに既定値を設定します。ZIP Code フィルタを再構成する手順は以下のとおりです。

    1. ダッシュボード・エディタを開きます。

    2. Patients by Age Group ウィジェットの定義にアクセスします。

    3. [コントロール] をクリックします。

    4. [ZIP Code] コントロールをクリックします。

    5. [デフォルト値] に、32007 と入力し、チェック・マークをクリックします。

    6. [完了] をクリックします。

    Allergies には既定値 soy を使用します。

    Favorite Color には既定値 blue を使用します。

    これらの変更を行うと、変更内容が自動的に保存されます。

  22. ダッシュボードをテストして、以下を検証します。

    • ブラウザの更新ボタンを使用すると、各フィルタに正しい既定値が表示されます。

    • 各フィルタが両方のウィジェットに影響します。

ピボット・テーブルおよびダッシュボードのエクスポートとパッケージ化

  1. [メニュー]→[管理ポータル] をクリックします。

    このオプションが表示されない場合は、現在、DeepSee 開発ツールに直接アクセスできないユーザとしてログインしていることになります。この場合は、このドキュメントで前述した説明に従って、DeepSee に再度ログインします。

  2. [DeepSee]→[管理]→[フォルダマネージャ] をクリックします。

    [フォルダマネージャ] が表示されます。

  3. [Tutorial] フォルダにスクロールします。これは以下のように表示されます。

    generated description: package step1

    右側の列は、これらの項目を作成した Caché ユーザを示します。ここに表示される値は異なる場合もあります。

  4. Sample Dashboard の左側にあるチェック・ボックスにチェックを付けます。これでページの左の領域に、このダッシュボードで使用されるピボット・テーブルがリストされます。

    generated description: package step2

    これらのピボット・テーブルはいずれもダッシュボード自体と同じフォルダにありますが、このことは必須ではありません。

  5. 2 つの新しいピボット・テーブルの左側にあるチェック・ボックスにもチェックを付けます。

  6. [ディレクトリ] に、書き込み権限がある既存のディレクトリの名前を入力します。

  7. [エクスポート] をクリックします。

    そのディレクトリに 3 つのファイルが書き込まれます。

    これらのファイルは定義した項目のパッケージとして使用できますが、次の手順では、より便利なアプローチを使用します。

  8. スタジオで Tutorial.DashboardsAndPivots という新しいクラスを作成します。このクラスは %DeepSee.UserLibrary.ContainerOpens in a new tab を拡張する必要があります。

  9. この新しいクラスで、以下のように Contents という名前の XData ブロックを追加します。

    XData Contents [ XMLNamespace = "http://www.intersystems.com/deepsee/library" ] 
    { 
    <items>
    </items>
    }
  10. 新しいクラスを保存します。

  11. ダッシュボードおよびピボット・テーブルの定義を、エクスポートしたファイルから XData ブロックにコピーします。

    1. テキスト・エディタを使用してダッシュボード・ファイル (Tutorial-Sample_Dashboard.xml) を開きます。これは以下のように表示されます。

      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <dashboard xmlns="http://www.intersystems.com/deepsee/library" folderName="Tutorial" name="Sample Dashboard" ...
      ...
      </dashboard>
      
    2. このファイルのコンテンツを、2 行目からファイルの最後までコピーします。つまり、1 行目はコピーしません。これは XML 宣言です。

    3. コピーしたテキストを、XData ブロックの <items></items> の間に貼り付けます。これで、以下のように表示されます。

      XData Contents [ XMLNamespace = "http://www.intersystems.com/deepsee/library" ] 
      { 
      <items>
         <dashboard xmlns="http://www.intersystems.com/deepsee/library" folderName="Tutorial" name="Sample Dashboard" ...
         ...
         </dashboard>
      </items>
      } 
      
    4. テキスト・エディタでピボット・テーブル・ファイルのいずれかを開きます。これは (<dashboard> ではなく <pivot> のある) 類似した構造を持っています。

    5. このファイルのコンテンツを、2 行目からファイルの最後までコピーします。

    6. コピーしたテキストを、XData ブロックの </dashboard></items> の間に貼り付けます。これで、以下のような表示になります。

      XData Contents [ XMLNamespace = "http://www.intersystems.com/deepsee/library" ] 
      { 
      <items>
         <dashboard xmlns="http://www.intersystems.com/deepsee/library" folderName="Tutorial" name="Sample Dashboard" ...
         ...
         </dashboard>
         <pivot xmlns="http://www.intersystems.com/deepsee/library" folderName="Tutorial" name="Patients by Age Group" ...
         ...
         </pivot>
      </items>
      } 
      
      Note:

      代わりに、コピーしたテキストを <items><dashboard> の間に挿入することもできます。項目の順序はどこにも影響を与えません。

    7. その他のピボット・テーブル・ファイルについても前述の手順を繰り返します。

    8. クラス定義を保存します。

  12. フォルダマネージャに戻って、ページを更新します。

    これで、選択していたものがすべてクリアされます。

  13. Tutorial フォルダの 3 つの項目のそれぞれの横にあるチェック・ボックスにチェックを付けます。

  14. [削除] をクリックして [OK] をクリックし、確定します。

  15. スタジオで、作成したクラスをコンパイルします。

    これを実行すると、そのクラスに格納されているダッシュボードとピボット・テーブルの定義がインポートされます。

  16. フォルダマネージャに戻って、ページを更新します。チュートリアルのダッシュボードおよびピボット・テーブルが再度使用可能になっています。

このようなコンテナ・クラスには必要な数だけダッシュボードとピボット・テーブルを組み込むことができます。また、複数のコンテナ・クラスを持つこともできます。これらのコンテナでは、ダッシュボードおよびピボット・テーブルを特定の方法で構成する必要はありません。例えば、ピボット・テーブルを、それを使用するダッシュボードと同じコンテナに配置する必要はありません。また、これらのコンテナ・クラスを作成する必要はまったくありません。

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