Skip to main content

This is documentation for Caché & Ensemble. See the InterSystems IRIS version of this content.Opens in a new tab

For information on migrating to InterSystems IRISOpens in a new tab, see Why Migrate to InterSystems IRIS?

ルール・エディタの概要

この章では、管理ポータル内のルール・エディタについて説明します。この章の内容は次のとおりです。

ビジネス・ルール・リスト

Ensemble, ビジネス・ルール・リスト ページには、アクティブな Ensemble ネームスペースに定義されているビジネス・ルール・クラスのリストが表示されます。このページに移動するには、Ensemble の [リスト] メニューで [ビジネス・ルール] 項目を選択します。

リボン・バーにある以下のコマンドのいずれかのターゲットとするルール・クラスを選択します。

  • [編集] — クリックすると、ビジネス・ルール・エディタを使用してルール定義を変更または表示できます。

  • [削除] — クリックすると、ルール定義クラスを永久に削除できます。

  • [エクスポート] — クリックすると、選択したルール・クラスを XML ファイルとしてエクスポートできます。

  • [インポート] — クリックすると、XML ファイルをルール・クラスにインポートできます。

Ensemble の他のクラスと同じように、ルール・クラスもエクスポートおよびインポートできます。管理ポータルの システム, グローバル ページを使用することも、スタジオの [ツール] メニューにある [エクスポート] コマンドや [インポート] コマンドを使用することもできます。

ビジネス・ルール・エディタ

Ensemble, Ensemble ルール・エディタ ページでは、あらゆるタイプのビジネス・ルールについて、ビジネス・ルール・クラス定義を作成および編集できます。このページを開くと、ネームスペースで最後に開いたルールが表示されます。タイトル・バーの左側にあるタブに、そのビジネス・ルール定義クラスの名前が表示されます。このネームスペースでこのページを初めて開いたときには、作業ペインは空白になっています。新しいルールを作成するか、既存のルールを開く必要があります。

ルール・セットの作成および編集” の章では、このエディタを使用してビジネス・ルールおよびルーティング・ルールを定義する方法について詳しく説明するとともに、ユーザ・インタフェースが Ensemble ルール構造とどのように連動するかについて説明します。

[Ensemble ルール・エディタ] ページのリボン・バーには、以下の要素が含まれています。

  • [新規作成] ボタン — クリックすると、ビジネス・ルール・ウィザードが起動して、新しいビジネス・ルール定義を作成できます。

  • [開く] ボタン — クリックすると、[ファインダダイアログ] が起動して、編集対象の既存のビジネス・ルール定義を選択できます。

  • [保存] ボタン — クリックすると、ルール定義に加えた変更内容を保存およびコンパイルできます。

  • [名前を付けて保存] ボタン — ルール定義を編集した後にクリックすることによって、変更内容を新しいビジネス・ルール・クラスとして保存できます。

  • [縮小] — クリックすると、ルール・セット内のすべてのルールが縮小表示されます。その後、表示または編集するルールを個別に拡張表示できます。

  • [拡張] — クリックすると、ルール・セット内のすべてのルールが拡張表示されます。

  • [新規ウィンドウを開く] チェックボックス — チェックを付けた場合は、[新規作成] ボタンや [開く] ボタンをクリックしたときに、ルール・エディタが新しいウィンドウまたはブラウザ・タブで開かれます。

  • [ズーム] ドロップダウン — ルールを表示するためのズーム率を指定します。

[一般] タブ

作業ペインにルール定義が含まれるようになると、情報タブが表示されます。[一般] タブには、そのルール定義に関する以下のような概要情報が表示されます。

説明

ルール定義とその目的を示すクラスの説明。

ルールタイプ/ルール・アシスト・クラス

各ルール・タイプには、ルール・アシスト・クラスがそれぞれ関連付けられています。これらのアシスト・クラスによって、ルールの制約が制御され、ルールの編集作業中にページの右側のペインに情報が表示されます。

以下のテーブルは、4 つのルール・タイプとそれぞれに関連付けられている Ens.Rule.AssistOpens in a new tab クラスを示しています。

ルール・タイプ ルール・アシスト・クラス
汎用ビジネス・ルール Ens.Rule.GeneralBusinessRuleAssistOpens in a new tab
HL7 メッセージ・ルーティング・ルール EnsLib.HL7.MsgRouter.RuleAssistOpens in a new tab
汎用メッセージ・ルーティング・ルール EnsLib.MsgRouter.RuleAssistOpens in a new tab
仮想ドキュメントのメッセージ・ルーティング・ルール EnsLib.MsgRouter.VDocRuleAssistOpens in a new tab
コンテキスト・クラス

ルールの編集画面で [値編集] の選択肢としてどのオブジェクト・プロパティを表示するかを Ensemble ルール・エディタに指示する情報を格納するクラス。汎用ルールの場合、このクラスはビジネス・プロセス BPL クラスから生成され、末尾に .Context が付きます。BPL プロセスのないルーティング・クラスの場合、通常、このクラスはルーティング・エンジン・ビジネス・プロセス・クラスです。

ルール・エイリアス

ルール定義がクラスとして Ensemble に格納されるようになる前の古いリリースで作成されたルールの場合、このフィールドに値を格納できます。ルールがアップグレードされたときに古い名前がクラスの命名規則に準拠していない場合、そのクラス名はエイリアスになります。このフィールドは、以前の命名規則を継続して使用する場合に使用できます。新しいルールを作成する場合、このフィールドを使用する必要はありません。

一時変数

このフィールドに一時変数を指定できます。この一時変数はビジネス・ルールに使用できます。複数の変数を指定する場合はカンマで区切ります。以下に例を示します。

FreeShippingValue,ShipMethod,PremierMember

一時変数は、名前の先頭に @ (アットマーク) を付けてルール内で使用します。例えば、@FreeShippingValue などです。一時変数はルール内でのみ使用できます。ルールを使用して情報を変換に渡す場合、RuleUserData プロパティを使用します。詳細は、“send アクションの変換とターゲットの選択” を参照してください。

プロダクション名

このルーティング・ルールを適用するプロダクションの名前。

ルール・セット・リスト

以下の情報を示す [ルール・セット] のリスト。

  • [ルール・セット名] — そのセットを識別する名前。

  • [開始日時] — ルールがアクティブになる日時。指定した日時はアクティブな期間に含まれます。形式は YYYY-MM-DDTHH:MM:SS です。時刻部分は省略可能で、省略した場合は 00:00:00 になります。

  • [終了日時] — ルールがアクティブでなくなる日時。指定した日時はアクティブな期間から除外されます。形式は YYYY-MM-DDTHH:MM:SS です。時刻部分は省略可能で、省略した場合は 24:00:00 になります。

[ルール・セット] タブ

各ルール・セットには固有のタブがあり、それぞれのタブでルールのリストを編集できます。詳細は、“ルール・セットの作成および編集” の章を参照してください。

エディタのアイコン

どちらのタブにも次のアイコン・セットがあります。ルール定義、ルール・セット、ルール、およびルール・セット内の節に対して、以下のアイコンを使用できます。

generated description: rule up enabled generated description: rule down enabled generated description: rule add enabled generated description: rule delete enabled generated description: rule undo enabled generated description: rule redo enabled generated description: rule function enabled

アクションの詳細は、編集対象のエンティティに応じて異なる場合があります。以下のテーブルでは、各アイコンの一般的なアクションについて説明します。

アイコン アクション
generated description: rule up enabled
[上] アイコンをクリックすると、選択した項目がリストの上方向に移動します。
generated description: rule down enabled
[下] アイコンをクリックすると、選択した項目がリストの下方向に移動します。
generated description: rule add enabled
[追加] アイコンをクリックすると、リストから、または [ルール・アシスタント] 内のアイコンの下から選択した項目タイプが追加されます。
generated description: rule delete enabled
[削除] アイコンをクリックすると、アイコンの横の項目が削除されます。
generated description: rule undo enabled
[元に戻す] アイコンをクリックすると、最後に行った変更が元に戻されます。
generated description: rule redo enabled
[やり直し] アイコンをクリックすると、もとに戻した最後の変更が再適用されます。
generated description: rule function enabled
[関数] アイコンをクリックすると、選択したアクションに関連付けられたエディタが開きます。

アクションが使用できない場合は、そのアイコンが淡色で表示されます。

[ルール・アシスタント]

Ensemble ルール・エディタの右側のペインにある二重の矢印を使用して、[ルール・アシスタント] を表示または非表示にすることができます。ルール・セットの編集時には、展開された [ルール・アシスタント] ペインに、編集プロセスを支援する情報が提供されます。選択されたアイテムの説明と、アシスト・クラスに基づくオプションのリストが表示されます。

ビジネス・ルール・ウィザード

このウィザードでは、RuleDefinition という XData ブロックを使用して、Ens.Rule.DefinitionOpens in a new tab クラスに基づく新しいビジネス・ルール定義を作成できます。以下のフィールドの値を入力します。

[パッケージ]

パッケージ名を入力するか、矢印を使用して既存のパッケージ名を選択します。

[名前]

ビジネス・ルール・クラスの名前を入力します。

[エイリアス]

(オプション) このルールのエイリアス名を入力します。以下の文字は使用できません。

; , : | ! * - $ ‘ “ < > &

通常、これは、ルール定義がクラスとして Ensemble に格納されるようになる前の古いリリースで作成されたルール用のフィールドです。以前の命名規則を継続して使用できるようにします。新しいルールを作成する場合、このフィールドを使用する必要はありません。

[説明]

(オプション) このルール定義の説明を入力します。これはクラスの説明になります。

[タイプ]

以下に示す 4 つのルール・タイプのいずれかを入力します。

  • 汎用ビジネス・ルール

  • HL7 メッセージ・ルーティング・ルール

  • 汎用メッセージ・ルーティング・ルール

  • 仮想ドキュメントのメッセージ・ルーティング・ルール

各ルール・タイプには、ルール・アシスト・クラスが関連付けられています。これらのアシスト・クラスによって、ページの右側のペインにルールの入力を支援する情報が提供されるとともに、エディタに表示されるオプションが制御されます。

[コンテキスト・クラス]

(オプション)

このフィールドによって、ルールの編集画面で [値] フィールドの選択肢としてどのオブジェクト・プロパティを表示するかが Ensemble ルール・エディタに指示されます。汎用ルールの場合、このクラスは <rule> を呼び出す BPL ビジネス・プロセス・クラスから生成されます。このクラスの命名規則では、ビジネス・プロセス・クラス名に .Context 拡張子を付加した名前が使用されます (例 : Demo.ZenService.Bproc.WeatherReport.ContextOpens in a new tab)。

FeedbackOpens in a new tab