表示および監視するエンタープライズ・システムの特定
エンタープライズ・メッセージ・バンク、エンタープライズ・メッセージ・ビューワ、またはエンタープライズ・モニタを使用するシステムでは、監視したり、そのメッセージを表示したりするプロダクションを特定する必要があります。これらのプロダクションはエンタープライズ・システムと呼ばれます。プロダクションを特定する際は、そのシステムのアドレスと、それにアクセスするために必要な認証情報を指定します。プロダクションのエンタープライズ・メッセージ・ビューワやエンタープライズ・モニタを使用するには、エンタープライズ・システム・リストでプロダクションを特定する必要があります。送信プロダクションをエンタープライズ・システムとしてリストしていない場合でも、エンタープライズ・メッセージ・バンクはメッセージを受信できますが、認証情報へのアクセスなしでメッセージを再送信することはできません。エンタープライズ・システムを構成しなくても、メッセージ・バンクでメッセージを監視できますが、メッセージ・バンクにメッセージを送信するすべてのプロダクションについてエンタープライズ・システムを構成する必要があります。
プロダクションにアクセスできるようにするには、メッセージ・バンク・サーバ上またはエンタープライズ・メッセージ・ビューワがあるシステム上の管理ポータルで以下を実行します。
-
プロダクションへの十分なアクセス権限を持つユーザの Caché ユーザ名およびパスワードを含んだ Ensemble 認証情報を作成します。
詳細は、“認証情報の定義” を参照してください。
-
必要に応じて、SSL 構成を作成し、このクライアント・プロダクションに接続します。
詳細は、"Caché セキュリティ管理ガイド" の “Caché での SSL/TLS の使用法” を参照してください。
-
Ensemble, 構成, エンタープライズ・システム ページに移動します。Ensemble によって現在定義済みのシステムのリストが表示されます。
-
[新規接続] をクリックします。
編集の領域がページに表示されます。
-
以下の情報を入力します。
-
[名前] — このクライアント・プロダクションの簡単な短縮名。このプロダクションにメッセージを再送信する場合、値を指定する必要があります。
-
[ウェブIPアドレス] — このサーバの Ensemble で使用されるサーバの IP アドレスおよび Web サーバ・ポート (コロンで区切られています)。例えば、enserver1:57772 です。
-
[ネームスペース] — クライアント・プロダクションが実行されているネームスペース。
-
[キューしきい値] — エンタープライズ・モニタのキューのしきい値。
-
[SOAP認証情報] — システムにアクセスするために使用する認証情報。手順 1 で作成した Ensemble 認証情報を選択します。
-
[SSL構成] — エンタープライズ・メッセージ・ビューワを使用してメッセージを表示する場合、または、エンタープライズ・メッセージ・バンクからメッセージを再送する場合に使用する SSL 構成。
-
-
[保存] をクリックします。
-
既存のエントリを編集または削除するには、[編集] または [削除] をクリックします。
エンタープライズ・メッセージ・バンクを使用している場合は、新しいネームスペースからのメッセージが受信されると、バンクによってそのシステムのエントリが作成されます。このエントリを編集して名前、SOAP 認証情報、および SSL 構成を追加することにより、このシステムにメッセージを再送できます。