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プロダクションの作成

Ensemble, リスト, プロダクション ページを使用すれば、新しいプロダクションを作成する、既存のプロダクションを開く、エクスポートする、文書化する、または削除することができます。プロダクションを開いた後に、Ensemble, 構成, プロダクション ページが表示され、Ensemble プロダクションを構成、開始、または停止することができます。まだプロダクション内で作業していない場合は、Ensemble, 構成, プロダクション ページを使用すれば、プロダクションを作成したり、開いたりできます。プロダクション内で作業している場合は、[アクション] タブを使用して新規または別の既存プロダクションに切り替えたり、現在のプロダクションを文書化またはエクスポートしたりできます。

この章では、これらのページの使用方法について説明します。以下のトピックが含まれています。

以降の章では、ビジネス・ホストの追加方法と、プロダクションとすべてのビジネス・ホストに関する設定の構成方法について説明します。

Note:

プロダクションが一時停止またはトラブルの場合は、"Ensemble の監視" の “プロダクション問題状態の修正” を参照してください。

プロダクションの作成

プロダクションを作成するには:

  1. まだ Ensemble ネームスペースに入っていない場合は、使用可能な Ensemble ネームスペースの中から作業するネームスペースを選択します。

  2. Ensemble, リスト, プロダクション ページに移動し、必要に応じて [進む] をクリックします。

  3. [新規作成] をクリックして、新規プロダクションを作成します。

  4. [パッケージ名][プロダクション名]、および [説明] に入力します。

  5. 以下のいずれかを選択します。

    • [HL7 メッセージ] — Ensemble で HL7 を使用している場合、このオプションを選択します。HL7 プロダクションを構築する際に必要な汎用的な任意の Ensemble 要素を追加できますが、このオプションを選択すると、HL7 の便利なスタータ要素のセットを使用できます。

    • [汎用] — その他すべてのプロダクションのタイプに対しては、このオプションを選択します。

  6. [OK] をクリックします。

  7. これで、以降の章で説明するように、ビジネス・ホストを追加して、それらを構成できます。

プロダクションのオープン

プロダクションを開くには:

  1. まだ Ensemble ネームスペースに入っていない場合は、使用可能な Ensemble ネームスペースの中から作業するネームスペースを選択します。

  2. Ensemble, リスト, プロダクション ページに移動し、必要に応じて [進む] をクリックします。

  3. [開く] をクリックして、既存のプロダクションを開きます。

[プロダクション構成] ページでプロダクションを構成中にプロダクションを開くか新規プロダクションを作成するには:

  1. ダイアグラムの内部をクリックした場合は、[プロダクション設定] をクリックします。

    generated description: production select

    この手順によって、フォーカスがプロダクションに戻り、[アクション] タブ上のオプションが変化します。

  2. [アクション] タブをクリックします。

  3. [アクション] タブで [開く] をクリックして既存のプロダクションを開くか、同じタブで [新規作成] をクリックして新規プロダクションを作成します。

プロダクション構成ページの概要

例えば、下の図は、ENSDEMO ネームスペース内の Demo.Loan.FindRateProduction を示しています。

generated description: production page

更新ボタン

新しいコードの開発中とプロダクションの構成中は、管理ポータルを起動したときに、コード内で定義されたプロダクションと、実行中のプロダクションのステータス間の矛盾が検出されることがあります。次に例を示します。

  • ある特定のビジネス・ホストでエラーが発生し、そのホストの機能が停止している (最も考えられる原因)。

  • 実行中のプロダクションにあるビジネス・ホストの設定パラメータに対して、ホストの再起動が直ちに必要となるような変更を行った。

  • プロダクション内の項目を有効化または無効化した。この場合は、プロダクションを一旦停止して再起動する必要があります。

  • プロダクションで通常は開いているターミナル・ウィンドウが、そのプロダクションの実行中にユーザ・アクションによって閉じた。

このような矛盾が検出されると、Ensemble, 構成, プロダクション ページに [更新] ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、プロダクションが更新され、不一致が解消されます。

表示の制御

この節では、表示のフィルタ方法、表示のソート方法、プロダクションの代替ビューの表示方法、および表示の更新の制御方法について説明します。

カテゴリによる表示のフィルタリング

プロダクション・ダイアグラムでビジネス・ホストをフィルタするには、[カテゴリ] リストを使用します。

generated description: production filter option

このリストから値を選択します。これにより、ダイアグラムに特定のカテゴリに割り当てられたビジネス・ホストのみが表示されます。または、[すべて] をクリックして、プロダクション内のすべてのビジネス・ホストを表示します。

ビジネス・ホストは複数のカテゴリに割り当てることができることに注意してください。

詳細は、リファレンスの “すべてのプロダクションに含まれる設定” の “カテゴリ” を参照してください。

ビジネス・ホストのソート

プロダクション・ダイアグラムでビジネス・ホストをソートするには、[ソート] オプションを使用します。

generated description: production sort options

  • [名前] — 各列内の項目をアルファベット順にソートします。

  • [ステータス] — 各列内の項目をステータス (無効、有効、エラー、非アクティブ) ごとにソートします。

  • [番号] — 項目をプロダクション・クラスに表示されたとおりにソートします (デフォルトでは、プロダクションに追加された順になります)。この順序を変更するには、スタジオでプロダクション・クラスを編集する必要があります。"Ensemble プロダクションの開発" の “プロダクション・クラスの編集に関する注意” を参照してください。

ビュー・タイプの選択

別の方法でビジネス・ホストを表示するには、[ビュー] オプションを使用します。

generated description: production view options

次のようなビュー・タイプがあります。

  • リスト・ビュー generated description: production view list icon では、ビジネス・ホストが [サービス][プロセス]、および [オペレーション] 列内に一覧表示されます。これは、ほとんどのドキュメントで使用されるビューです。

    generated description: production view list

  • モニタ・ビュー generated description: production view monitor icon では、各ビジネス・ホストが大き目の円で表現されるため、注意が必要な項目を簡単に見分けることができます。ここで、円をクリックすると、ビジネス・ホストの詳細が含まれるボックスが表示されます。

    generated description: production view monitor

  • サービス・バス・ビュー generated description: production view servicebus icon は、ビジネス・パートナーを構成して、[ビジネス・パートナー] 設定に値を入力した場合のみ適用されます。

    このビューには、関連するビジネス・パートナーごとにグループ分けされたビジネス・ホストが表示されます。

    generated description: production view servicebus

更新の制御

円形の矢印をクリックしてダイアグラムを更新するか、[オン] をクリックしてプロダクション・ダイアグラムの最新版を 60 秒ごとに再読み込みします。更新タイマは、デフォルトでは [オフ] になっています。

Ensemble では、個々のビジネス・ホストのステータスが確認され (それより短い間隔で)、自動更新の設定とは関係なく、必要に応じて個々のホストの表示が更新されます。

色分けの意味

リストまたはモニタ・ビューでは、[プロダクション構成] ページの各ビジネス・ホストの横に円形のステータス・インジケータが表示されます。このインジケータの意味を確認するために [凡例] をクリックすると、Ensemble に以下が表示されます。

generated description: production diagram legend

Note:

エラー、再試行、および非アクティブの各状態を円ではなく色付きの省略記号で示すように指定することによって、エラー状態の視認性を向上させられます。これを行うには、プロダクション構成ページの URL に &VISUALAID=1 を付加します。

プロダクションの開始

[プロダクション構成] ページに表示された Ensemble プロダクションを開始するには:

  1. [開始]、[OK] の順にクリックして、[プロダクションの開始] ダイアログ・ボックスを開きます。このダイアログ・ボックスには、そのプロダクションの名前、その開始ステータス、およびプロダクションの開始に関連付けられたメッセージが表示されます。

    Note:

    プロダクションを開始した結果、ターミナル・ウィンドウが表示された場合、それらは閉じないでください。

  2. 開始ダイアログに [完了] と表示されたら、[プロダクションの開始] ダイアログ・ボックスの下部にある [OK] をクリックします。

このページでは、実行中のプロダクションを停止して、別のプロダクションを開始できます。指定されたネームスペースで一度に実行できるのは、これらのプロダクションの 1 つのみです。既に 1 つのプロダクションが開始されているときに別のプロダクションを開始しようとしても、警告メッセージが表示されて開始できません。以下に例を示します。

12:05:06.292:Ens.Director: ERROR <Ens>ErrProductionAlreadyRunning:
Production 'Demo.Loan.FindRateProduction' is already running
12:05:06.352:Ens.Director: ERROR <Ens>ErrProductionAlreadyRunning:
Production 'Demo.Loan.FindRateProduction' is already running
Production 'Demo.Loan.BankUSProduction' not started:
ERROR <Ens>ErrProductionAlreadyRunning: Production
'Demo.Loan.FindRateProduction' is already running
Note:

このオプションは主に開発中に使用されます。展開済みの稼働中のプロダクションでは、自動開始オプションの使用をお勧めします。"Ensemble の管理" の “プロダクションの開始と停止” を参照してください。

プロダクションの終了

[プロダクション構成] ページに表示された Ensemble プロダクションを停止するには:

  1. [停止]、[OK] の順にクリックして、[プロダクションの停止] ダイアログ・ボックスを開きます。このダイアログ・ボックスには、プロダクションの名前、そのシャットダウン・ステータス、およびプロダクションのシャットダウンに関連付けられたメッセージが表示されます。

  2. シャットダウン・ダイアログに [完了] と表示されたら、[プロダクションの停止] ダイアログ・ボックスの下部にある [OK] をクリックします。

  3. プロダクション停止要求が最初に失敗すると、ポータルに次のメッセージが表示されます。

    “プロダクションを停止できません。強制的にシャットダウンしますか?”

    さらに次のコマンドが表示されます。

    [はい - 強制的にシャットダウン]

    このコマンドをクリックすると、プロダクションが強制終了します。

実行していないプロダクションを停止しようとすると、Ensemble に情報提供メッセージが表示されます。

プロダクションのエクスポート

[プロダクション構成] ページからプロダクションをエクスポートするには:

  1. ダイアグラムの内部をクリックした場合は、[プロダクション設定] をクリックします。

    generated description: production select

    この手順によって、フォーカスがプロダクションに戻り、[アクション] タブ上のオプションが変化します。

  2. [アクション] タブで [エクスポート] をクリックします。

  3. エクスポートするアイテムを選択します。

  4. [OK] をクリックします。

プロダクションのエクスポートと配置の詳細は、"Ensemble プロダクションの開発" の "プロダクションの配置" を参照してください。

プロダクション・ドキュメントの生成

管理ポータルの以下の場所から [プロダクション・ドキュメント] ページに移動できます。

  • Ensemble, リスト, プロダクション ページから、プロダクション名を選択して [ドキュメント] をクリックします。

  • Ensemble, 構成, プロダクション ページから、プロダクションの [アクション] タブで [ドキュメント]をクリックします。

プロダクションの [プロダクションドキュメント] ページから、プロダクション・ドキュメントを生成または表示できます。このドキュメントには、すべてのビジネス・ホストとその設定のリストが含まれています。以下のいずれかのアクションを実行します。

  • [表示] をクリックし、生成済みのオンライン・ドキュメントを表示します。[表示] をクリックしても HTML ドキュメントが存在しない場合、ドキュメントの生成を選択できます。

  • [生成] をクリックし、バックグラウンド・ジョブを使用してこのプロダクションの新しいドキュメントを作成します。

    大きなプロダクションの場合、ドキュメントの生成にはかなりの時間を要する可能性があります。したがって、プロダクションの構成を変更していない場合は、新しいドキュメントを生成しないことをお勧めします。

  • [キャンセル] をクリックし、操作をキャンセルして Ensemble のメニュー・ページに戻ります。

Ens.Config.ProductionOpens in a new tab クラスにある以下のメソッドを使用して、HTML ドキュメントと追加の PDF ドキュメントを生成することもできます。

  • CreateDocumentHTML()Opens in a new tab — 新しいドキュメントを HTML 形式で作成します。

    例えば、Demo.Loan.FindRateProduction のドキュメントを HTML 形式で作成するには、以下のように指定します。

     Set status=##class(Ens.Config.Production).CreateDocumentHTML("Demo.Loan.FindRateProduction",1,.URL,.ErrLog)
  • RemoveDocumentHTML()Opens in a new tab — 現在のネームスペースから既存の HTML 形式のドキュメントを削除します。

  • CreateDocumentPDF()Opens in a new tab — 新しいドキュメントを PDF ファイルとして作成します。

    例えば、Demo.Loan.FindRateProduction のドキュメントを PDF 形式で作成するには、以下のような文でこのメソッドを使用します。

     Set status=##class(Ens.Config.Production).CreateDocumentPDF("Demo.Loan.FindRateProduction",1,"C:\Temp\Rate.pdf",.Log)

    PDF 形式で作成する場合、PDF レンダラをインストールしておく必要があります。Zen 用のレンダラを構成している場合は、それが既定のレンダラになります。その際にも Java が必要です。詳細は、“Zen レポートの使用法” の “PDF 出力向け Zen レポートの設定” を参照してください。

プロダクションの削除

プロダクションを削除するには:

  1. Ensemble, リスト, プロダクション ページに移動します。

  2. 削除するプロダクションをクリックします。

  3. [削除] をクリックします。

  4. [OK] をクリックします。

プロダクション・リストの使用法

Ensemble, リスト, プロダクション ページでは、次のオプションを使用できます。

  • [新規作成] をクリックすると、[プロダクション・ウィザード] が起動して、このネームスペース内の新しいプロダクションを作成できます。

  • [開く] をクリックし選択したプロダクションの [プロダクション構成] ページを表示します。

  • [エクスポート] をクリックすると、選択したプロダクションがエクスポートされます。プロダクションのエクスポートと配置の詳細は、"Ensemble プロダクションの開発" の "プロダクションの配置" を参照してください。

  • [削除] をクリックすると、選択したプロダクションが削除されます。

  • [ドキュメント] をクリックすると、このプロダクションの構成ドキュメントが表示または生成されます。

  • [検索] テキスト・ボックスにテキストを入力して、そのテキストが含まれた定義を持つプロダクションを検索できます。

このページのテーブルには、プロダクションごとに以下の情報が表示されます。

  • [プロダクション名] — プロダクションの名前。

  • [ステータス] — プロダクションのステータス。

    プロダクションが一時停止またはトラブルの場合は、"Ensemble の監視" の “プロダクション問題状態の修正” を参照してください。

  • [最終開始日時] — プロダクションが最後に開始されたときの日時

  • [最終停止日時] — プロダクションが最後に停止されたときの日時

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