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データ変換の作成

この章では、データ変換の作成方法と編集方法について簡単に説明します。この章は以下の節で構成されています。

後半の章では、データ変換で使用される構文assign アクションの詳細、およびその他の種類のアクションの詳細について説明します。

変換の作成

変換を作成するには:

  1. [次] をクリックします。

    変換を表示して変更を加えたが、まだ保存していない場合は、Ensemble から先に進む (変更を破棄する) かどうかの確認が求められます。

    その後で、変換に関する基本情報を指定可能なダイアログ・ボックスが表示されます。

  2. 以下の情報の一部または全部を指定します。

    • [パッケージ] (必須) — パッケージ名を入力するか、矢印をクリックして現在のネームスペース内のパッケージを選択します。

      予約パッケージ名は使用しないでください。"Ensemble プロダクションの開発" の “予約パッケージ名” を参照してください。

    • [名前] (必須) — データ変換クラスの名前を入力します。

    • [説明] — データ変換の説明を入力します。これがクラスの説明になります。

    • [ソースタイプ][ソースクラス] — この変換が入力として受け取るメッセージのタイプを指定します。

      以下のいずれかを選択します。

      または、[ソースクラス] の検索アイコンをクリックしてから、クラスを選択します。

    • [ソースドキュメントタイプ] (メッセージが仮想ドキュメントの場合にのみ適用可能) — ソース・メッセージのドキュメント・タイプを入力または選択します。このネームスペースにロードされた該当するスキーマで定義された任意のタイプを選択できます。

    • [ターゲットタイプ][ターゲットクラス] — この変換が出力として生成するメッセージのタイプを指定します。[ソースタイプ][ソースクラス] の選択肢を参照してください。

    • [ターゲットドキュメントタイプ] (メッセージが仮想ドキュメントの場合にのみ適用可能) — ターゲット・メッセージのドキュメント・タイプを入力または選択します。このネームスペースにロードされた該当するスキーマで定義された任意のタイプを選択できます。

    [パッケージ][名前] を除いて、後からこれらの詳細を編集できます。

  3. [変換] タブで詳細を指定します。“変換詳細の指定” を参照してください。

既存の変換のオープン

変換を開くには:

  1. [開く] をクリックします。

    変換を表示して変更を加えたが、まだ保存していない場合は、Ensemble から先に進む (変更を破棄する) かどうかの確認が求められます。

  2. 変換を含むパッケージをクリックします。

    次に、必要に応じて、サブパッケージをクリックします。

  3. 変換クラスをクリックします。

  4. [OK] をクリックします。

変換詳細の指定

変換の場合は、[変換] タブに変換全体に適用される詳細が表示されます。詳細の一部が事前に指定されている場合とされていない場合があります。その他の詳細はここでしか編集できません。このような詳細を以下に示します。

  • [名前] (読み取り専用) — データ変換クラスの完全なパッケージ名とクラス名。

  • [作成] — 変換でターゲット・メッセージを作成する方法を指定します。以下のいずれかを選択します。

    • [新規] — データ変換内の要素を実行する前に、ターゲット・クラス (および該当する場合のタイプ) の新しいオブジェクトを作成します。これがデフォルトです。

    • [コピー] — 変換内の要素を実行する前に、ターゲット・オブジェクトとして使用するソース・オブジェクトのコピーを作成します。

    • [既存] — データ変換の呼び出し側から指定された既存のオブジェクトをターゲット・オブジェクトとして使用します。次の項を参照してください。

  • [ソースクラス] — この変換が入力として受け取るメッセージのタイプを指定します。詳細は、前述した “変換の作成” を参照してください。

  • [ソースドキュメントタイプ] (メッセージが仮想ドキュメントの場合にのみ適用可能) — ソース・メッセージのドキュメント・タイプを指定します。

  • [ターゲットクラス] — この変換が出力として生成するメッセージのタイプを指定します。詳細は、前述した “変換の作成” を参照してください。

  • [ターゲットドキュメントタイプ] (メッセージが仮想ドキュメントの場合にのみ適用可能) — ターゲット・メッセージのドキュメント・タイプを指定します。

  • [言語] — この DTL 内のすべての式で使用する言語を指定します。[objectscript] (ObjectScript) と [basic] (Caché Basic) のどちらかを選択します。デフォルトは [objectscript] です。

    MVBasic はサポートされません。

  • [レポートエラー] — この変換の実行中に発生したエラーをログに記録するかどうかを指定します。このオプションを選択した場合は、エラーが警告としてイベント・ログに書き込まれます。また、すべてのエラーを戻り値として含めている複合ステータス・コードが返されます。このオプションはデフォルトで選択されています。

  • [不明なソース・セグメントを無視] — 存在しないソース・セグメントからフィールド値を入手しようとして発生したエラーを無視するかどうかを指定します。このオプションを選択した場合は、これらのエラーが抑制され、指定されたソース・セグメントが存在しない subtransform が呼び出されません。このオプションはデフォルトで選択されています。

    必要に応じてテストと条件付きロジック分岐を含めることにより、この動作を正確に制御できます。

  • [説明] — データ変換の説明。

[作成] の [既存] オプションの使用法

[作成][既存] オプションを使用すると、ターゲットを既存のオブジェクトとして指定できるため、パフォーマンスが向上します。このオプションは、一連の変換をプログラムから呼び出す (またはその他のシーケンシャル処理を実行する) 場合に適用されます。次のようなシナリオで使用されます。

  • 順番に実行する 3 つの変換があります。

    1. MyApp.ADTTransform[作成][新規] オプションを使用します。

    2. MyApp.MRNTransform[作成][既存] オプションを使用します。

    3. MyApp.LabXTransform[作成][既存] オプションを使用します。

  • 次のように変換を呼び出します。

    do MyApp.ADTTransform.Transform(message,.target)
    do MyApp.MRNTransform(target,.newtarget)
    do MyApp.LabXTransform(newtarget,.outmessage)
    

変換アクションの編集

この節では、変換内のアクションの追加方法と編集方法について簡単に説明します。この節は以下の項で構成されています。

後半の章では、データ変換で使用される構文assign アクションの詳細、およびその他の種類のアクションの詳細について説明します。

アクションの追加

アクションを追加するには、次の手順を実行します。

  1. オプションで、追加するアクションの種類に応じて、ソースまたはターゲット・プロパティをクリックします。

  2. [アクション追加] ドロップダウン・リストからアクションを選択します。

  3. [アクション] タブでこのアクションの詳細を編集します。

    該当する場合は、選択したプロパティが [プロパティ] フィールドに表示され、基準として使用されます。必要に応じて、[無効] チェックボックスを使用してこのアクションを無効にできます。foreach アクションまたは if アクションを無効にした場合は、そのブロック内のすべてのアクションも無効になります。

後述するように、assign アクションに関するその他のテクニックを使用できます。

アクションの編集

アクションを編集するには、まず、それを選択します。そのためには、以下のように操作します。

  • ダイアグラムの下のテーブルで対応する行をクリックします。

  • (アクションがダイアグラムに表示されている場合) 中央の仕切りの対応するコネクタ線上に表示されたシンボルをクリックします。

    この項目をクリックすると、その色が変化し、コネクタ線が太くなり、ソース・プロパティとターゲット・プロパティは色付きでハイライト表示されます。これは、下の図のように、コネクタが選択されていることを意味します。

    generated description: editor select assign

ここで、[アクション] タブ上の値を編集します。必要に応じて、[無効] チェックボックスを使用してこのアクションを無効にできます。foreach アクションまたは if アクションを無効にした場合は、そのブロック内のすべてのアクションも無効になります。

Tip:

ダイアグラム内のプロパティをダブルクリックすると、該当する場合に、現在選択されているアクションが更新されます。ソース内のフィールドをダブルクリックすると、エディタは選択されたアクションの値の設定が必要であると解釈します。同様に、ターゲット・フィールドをダブルクリックすると、エディタは選択したアクションのターゲットの設定が必要であると解釈します。

アクションの再配置

アクションは、ダイアグラムの下のテーブルに表示された順に実行されます。

アクションを並べ替えるには、次のように、DTL ダイアグラムの下のテーブルを使用する必要があります。

  1. そのアクションに対応する行をクリックします。

  2. 必要に応じて、その行内の以下のアイコンのいずれかをクリックします。

    ツール 説明
    generated description: icon up
    選択したアクションを 1 つ上の位置に移動します。そのアクションが for each ブロックまたは if ブロック内の最初のアクションの場合は、上に移動してブロックの外に表示されます。
    generated description: icon down
    選択したアクションを 1 つ下の位置に移動します。そのアクションが for each ブロックまたは if ブロック内の最後のアクションの場合は、ブロックの直後に移動します。そのアクションが else の直前の if ブロック内の最後のアクションの場合は、else ブロック内の最初の位置に移動します。
    generated description: icon out
    選択されたアクションを現在の for each ブロックまたは if ブロックの外に移動します。これにより、アクションは現在のブロックからそのブロックの直前の位置に移動します。
    generated description: icon in
    選択されたアクションを次の for each ブロックまたは if ブロックに移動します。
    generated description: icon removeall
    データ変換のすべてのアクションを削除します。
    generated description: icon remove
    この行のアクションを削除します。

変更の取り消し

過去の変更を取り消すには、[元に戻す] ボタン generated description: icon undo をクリックします。

変換の保存

変換を保存するには、以下のいずれかを実行します。

  • [保存] をクリックします。

  • [名前を付けて保存] をクリックします。次に、新しいパッケージ、クラス名、および説明を指定して、[OK] をクリックします。

  • [コンパイル] をクリックします。このオプションは、変換を保存してからコンパイルします。

変換のコンパイル

変換をコンパイルするには、[コンパイル] をクリックします。このオプションは、変換を保存してからコンパイルします。

変換の削除

変換を削除するには、Ensemble, データ変換リスト という別のページを使用する必要があります。

このページにアクセスするには、[Ensemble][リスト][データ変換] の順にクリックしてから、[進む] をクリックします。

変換を削除するには:

  1. その名前が表示された行をクリックします。

  2. [削除] ボタンをクリックします。

  3. [OK] をクリックしてこのアクションを確定します。

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