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ルーティング・プロセスに関する設定

ほとんどの種類の仮想ドキュメントを転送可能な EnsLib.HL7.MsgRouter.RoutingEngineOpens in a new tab ビジネス・プロセスの設定に関する参照情報を提供します。

概要

EnsLib.HL7.MsgRouter.RoutingEngineOpens in a new tab には以下の設定が含まれています。

グループ 設定
基本設定 [検証][ビジネスルール名]
追加設定 [変換エラー時に作動][検証エラー時に作動][不正メッセージ警告][不正なメッセージ・ハンドラ][レスポンス From][リプライターゲット構成名][応答タイムアウト][強制同期送信]
開発とデバッグ ルールのロギング

残りの設定はすべてのビジネス・プロセスに共通しています。"Ensemble プロダクションの構成" の “すべてのビジネス・サービスに含まれる設定” を参照してください。

[変換エラー時に作動]

True の場合は、変換によってエラーが返された場合は、ルール評価が停止されて、そのエラーは [リプライコードアクション] 設定によって処理されます。

[検証エラー時に作動]

True の場合は、検証によって返されたエラーは [リプライコードアクション] 設定によって処理されます。

[不正メッセージに関するアラート]

真の場合は、検証に失敗したドキュメントにより、アラートが自動的にトリガされます。

[不正メッセージ・ハンドラ]

ドキュメントが検証で不合格となり、ルーティング・プロセスに [不正メッセージ・ハンドラ] が構成されている場合、その不正ドキュメントは、検証に合格したドキュメントの通常の宛先ではなく、このビジネス・オペレーションに送信されます。

前述した “不正メッセージ・ハンドラの定義” を参照してください。

[ビジネス・ルール名]

このルーティング・プロセスのルーティング・ルール・セットの完全名。

[強制同期送信]

真の場合、このルーティング・プロセスからのすべての “送信” アクションに対し、同期呼び出しを行います。偽の場合、これらの呼び出しを非同期に行うことができます。この設定の目的は FIFO の順序を保証することです。これが必要になるのは、このルーティング・プロセスとそのターゲット・ビジネス・オペレーションのすべてで [プールサイズ] が 1 に設定されており、このルーティング・プロセスから呼び出されるデータ変換またはビジネス・オペレーション内部から非同期で付帯的なビジネス・オペレーションが呼び出される場合です。

[強制同期送信] が真の場合、このルーティング・プロセスから同期的に呼び出されるターゲットにより別のビジネス・プロセスが呼び出されると、デッドロックが発生する可能性があります。

複数の “送信” ターゲットがある場合、[強制同期送信] では、前の呼び出しが完了すると次が呼び出され、これらのターゲットが 1 つずつ連続して呼び出されます。同期呼び出しは、[応答タイムアウト] 設定の影響を受けないことにも注意してください。

[応答ターゲット構成名]

ビジネス・サービスが受け取ったすべての応答ドキュメントを中継する必要があるプロダクション内で構成項目のカンマ区切りリストを指定します。通常、リストには、1 つの項目が含まれますが、それ以上の項目数の場合があります。リストには、ビジネス・プロセスまたはビジネス・オペレーション、あるいはその両方の組み合わせを含めることができます。

この設定は、[レスポンス From] 設定に値が指定されている場合にのみ有効です。

[応答]

プロダクション内の構成項目のカンマ区切りリスト。このリストは、呼び出し側が応答を要求した場合に、呼び出し側に応答を返すターゲットを指定します。

[応答] の文字列が指定されている場合は、呼び出し側に返される応答が、リスト内のターゲットから最初に返される応答です。応答がない場合は、空の “OK” 応答ヘッダが返されます。

[応答] の文字列には、以下の特殊文字を使用することもできます。

  • * 文字はそれ自体でプロダクション内のターゲットと一致します。したがって、ターゲットの最初の応答が返されます。応答がない場合は、空の “OK” 応答ヘッダが返されます。

  • ターゲットのリストが + 文字で始まる場合は、すべてのターゲットからの応答が、応答ヘッダ内のドキュメント・ヘッダ ID のリストとしてまとめて返されます。どのターゲットも応答しない場合は、空の OK 応答ヘッダが返されます。

  • ターゲットのリストが - 文字で始まる場合は、エラー応答のみが応答ヘッダ内のドキュメント・ヘッダ ID のリストとして返されます。どのターゲットもエラーにより応答しない場合は、空の OK 応答ヘッダが返されます。

この設定値が指定されていない場合は、何も返されません。

[応答タイムアウト]

“タイムアウト・エラー” 応答ヘッダが返されるまでの非同期応答の最長待機時間。値が -1 の場合は永久に待機します。0 の値は、すべての応答がタイムアウトすることになるため、有用ではありません。この設定は、[応答] フィールドに値がある場合のみ有効です。

[ルールのロギング]

ロギングが有効になっている場合は、ルール内のロギングのレベルを制御します。以下のフラグを指定できます。

  • e — エラーのみをログに記録します。他のフラグとは無関係にすべてのエラーがログに記録されるため、値を 'e' に設定するか、値を空白のままにすると、エラーのみがログに記録されます。

  • r — 戻り値をログに記録します。これがデフォルト値であり、'd' や 'c' のフラグが指定されている場合はこのフラグが自動的に指定されます。

  • d — ルール内のユーザ定義のデバッグ・アクションをログに記録します。デバッグ・アクションの詳細は、"ビジネス・ルールの開発" の “アクションの追加” を参照してください。このフラグには 'r' フラグの機能も含まれます。

  • c — ルール内で評価される条件の詳細をログに記録します。このフラグには 'r' フラグの機能も含まれます。

  • a — すべての取得可能な情報をログに記録します。このフラグは 'rcd' と指定するのと同じ意味です。

[検証]

許容値と基本情報については、ビジネス・サービス[検証] 設定を参照してください。

ドキュメントが検証に合格しなかった場合は、[不正なメッセージハンドラ] 設定で指定されているように、ルーティング・プロセスがそのドキュメントを不正メッセージ・ハンドラに転送します。不正メッセージ・ハンドラが存在しない場合は、ルーティング・プロセスがドキュメントを転送せずに、ログにエラーを書き込みます。[不正メッセージ警告] も参照してください。

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