電子メール受信アダプタに関する設定
概要
受信電子メール・アダプタには以下の設定があります。
グループ | 設定 |
---|---|
基本設定 | [POP3サーバ]、[POP3ポート]、[認証情報]、[呼び出し間隔] |
接続設定 | [SSL構成] |
追加設定 | [Match From]、[Match To]、[Match Subject] |
残りの設定はすべてのビジネス・サービスに共通しています。詳細は、"Ensemble プロダクションの構成" の “すべてのビジネス・サービスに含まれる設定” を参照してください。
呼び出し間隔
アダプタが新しい電子メールをもう一度チェックするまで待機する秒数です。この秒数を超えると、Ensemble フレームワークからのシャットダウン信号を確認します。
アダプタは、入力を検出すると、データを取得してビジネス・サービスに渡します。ビジネス・サービスはデータを処理し、アダプタは直ちに新規入力の待機を開始します。プロダクションが実行中であり、ビジネス・サービスが有効化され、アクティブになるようにスケジュールされている場合、このサイクルは常に継続されます。
デフォルト Call Interval は 5 秒です。最小値は 0.1 秒です。
Credentials
指定された POP3 サーバに存在する有効なメールボックスのユーザ名とパスワードを含む Ensemble 資格情報 の ID。Ensemble 認証情報の作成方法は、"Ensemble プロダクションの構成" を参照してください。
Match From
セミコロン (;) で区切られた、受信電子メール・メッセージの From: フィールド内で検索する文字列のリストです。この設定が NULL の場合、取得するメッセージの選択時に From: フィールドは無視されます。詳細は、前述した “取得するメッセージの指定” を参照してください。
Match Subject
セミコロン (;) で区切られた、電子メール・メッセージの Subject: フィールド内で検索する文字列のリストです。この設定が NULL の場合、取得するメッセージの選択時に Subject: フィールドは無視されます。詳細は、前述した “取得するメッセージの指定” を参照してください。
Match To
セミコロン (;) で区切られた、電子メール・メッセージの To: フィールド内で検索する文字列のリストです。この設定が NULL の場合、取得するメッセージの選択時に To: フィールドは無視されます。詳細は、前述した “取得するメッセージの指定” を参照してください。
POP3ポート
メールを取得する POP3 電子メール・サーバの TCP ポート。デフォルト値は 110 です。
POP3サーバ
メールを取得する POP3 電子メール・サーバのアドレス。
SSL構成
この接続の認証に使用される既存の SSL/TLS 構成の名前。アダプタから通信が開始されるため、クライアント SSL/TLS 構成を選択します。
SSL/TLS 構成を作成して管理するには、管理ポータルを使用します。"Caché セキュリティ管理ガイド" の “Caché での SSL/TLS の使用法” の章を参照してください。[SSL/TLS 構成の編集] フォームの最初のフィールドは [構成名] です。この文字列は [SSL構成] の設定の値として使用します。