FTP 送信アダプタに関する設定
概要
送信 FTP アダプタには以下の設定があります。
グループ | 設定 |
---|---|
基本設定 | [FTPサーバ]、[FTPポート]、[認証情報]、[ファイルパス] |
SFTP 設定 | [SFTP Append クライアント・モード]、[SFTPPublicKeyFile]、[SFTPPrivateKeyFile] |
接続設定 | [SSL構成]、[UsePASV]、[接続を維持]、[接続タイムアウト] |
追加設定 | [上書き]、[文字セット] |
残りの設定はすべてのビジネス・オペレーションに共通しています。詳細は、"Ensemble プロダクションの構成" の “すべてのビジネス・オペレーションに含まれる設定” を参照してください。
Charset
出力ファイルに必要な文字セットを指定します。Ensemble は、自動的に、文字をこの文字エンコーディングに変換します。“FTP 受信アダプタに関する設定” の “文字セット” を参照してください。
[接続タイムアウト]
FTP サーバへの接続試行を待機する秒数です。デフォルトは 5 秒です。
Credentials
FTP サーバへの接続を承認できる Ensemble 資格情報エントリを識別します。“FTP 受信アダプタに関する設定” の “認証情報” を参照してください。
File Path
FTP サーバ上でのファイルの書き込み先ディレクトリの完全パス名です。このディレクトリは実在する必要があり、指定された [認証情報] を使用してアクセスできる必要があります。
[FTPポート]
接続先の FTP サーバ上の TCP ポートを指定します。デフォルト値は 21 です。
[FTPサーバ]
接続先の FTP サーバを指定します。 ここには IP アドレスか、ドメイン・ホスト・コントローラが名前を解決できるのであればサーバ名を指定できます。
Overwrite
真または偽。真のときに、出力ファイルがある場合は、これを上書きします。偽のときに、出力ファイルがある場合は、これに追加します。デフォルトは真です。
SFTP Append クライアント・モード
SFTP サーバの append (追加) を使用するか (サーバ・モード)、クライアントで append (追加) をエミュレートするか (クライアント・モード) を制御します。一部の SFTP サーバは、append (追加) アクセスをサポートしていません。append (追加) をサポートしていないサーバを使用する場合は、[クライアント・モード] を選択し、FTP 送信アダプタによって SFTP サーバからのファイルを読み取り、データをファイルに append (追加) し、さらにファイルを SFTP サーバに返送して既存ファイルを上書きします。この設定は、[SSL構成] が [!SFTP] に設定され、[上書き] が偽に設定されている場合にのみ効力があります。
append (追加) をエミュレートする影響として、アダプタがファイルを読み取ってから追加されたデータをファイルに書き込む間に、他のプロセスが SFTP サーバの同じファイルを変更した場合、他のプロセスによる更新が消失してしまいます。
SFTP サーバが append アクセスをサポートしているかどうかわからない場合は、サーバ append テストを使用することができます。これは、[SFTP Append クライアント・モード] ポップアップ・ヘルプの文中にあるリンクによってアクセスできます。
SFTPPrivateKeyFile
SSH 秘密鍵証明書を含むファイルへのファイル・パス
SFTPPublicKeyFile
SSH 公開鍵証明書を含むファイルへのファイル・パス
[SSL構成]
この接続の認証に使用される既存のクライアント SSL/TLS 構成の名前、または SFTP サーバを使用するための !SFTP。既存の SSL/TLS 構成の名前を指定する場合、アダプタから通信が開始されるため、サーバ SSL/TLS 構成ではなくクライアント SSL/TLS 構成を選択します。“FTP 受信アダプタに関する設定” の “SSL構成” を参照してください。
接続を維持
正の値の場合は、アダプタはオペレーションの完了後に、ここで指定された秒数だけリモート・システムとの接続を維持します。値がゼロの場合は、オペレーションが完了するたびに直ちに切断します。値がデフォルトの -1 の場合、アイドル・タイムでも常時接続になります。アダプタは起動時にはアイドルと見なされるため、この値が -1 に設定されている場合にのみ自動接続します。
[UsePASV]
パッシブ FTP モードを使用します。このモードでは、サーバがデータ・ポート・アドレスを返し、クライアントがそれに接続します。制御 TCP 接続とデータ TCP 接続の両方がクライアントから開始されるため、ほとんどのファイアウォールでパッシブ・モード FTP を受け入れやすくなります。