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Ensemble 2017.1

Ensemble 2017.1 の新機能

Ensemble 2017.1 では、マイナーな機能が導入されると共に、効率の向上が図られました。これには以下が含まれます。

  • メッセージ検索の効率の向上

  • レコード・マッパーでファイルのロード時にフィールドを無視する機能

  • Ensemble で有効化されていないネームスペースを作成する機能

  • マイナーな拡張機能

    • メッセージ・トレースにルール・ログからの情報を追加。

    • アクティビティ監視の一部のメッセージのサイト範囲列にメッセージ・クラスまたは vDoc タイプを追加。

    • 繰り返しのレベルが明示された EDIFACT ドキュメントをサポート。

    • プロダクション構成ページでルータと代行ターゲット間の接続ラインを表示。

    • TCP 内部イベントの通知が向上。

    • DICOM Duplex TCP アダプタで受信 SSL と送信 SSL の両方をサポートし、ユーザがローカル・インタフェースと接続キュー・サイズを設定可能になった。

    • スーパー・セッション ID の処理が向上。

    • Search Table Unselective プロパティがエンタープライズ・メッセージ・バンクでの検索効率を向上させるためにも使用されるようになった。

Ensemble 2017.1 にアップグレードする際の互換性の問題

このリリースの以下の変更によって、既存のシステムの動作が影響を受ける可能性があります。Ensemble のインスタンスをアップグレードする前に、以下の問題を確認してください。

ビジネス・プロセス・ロックの変更点

今回のリリースでは、複数の非同期応答を可能にするためにコード化されるビジネス・プロセスのロックの処理が向上しました。以前のリリースでは、ビジネス・プロセスの一部がシステム・ロック・タイムアウトを超えると、非同期応答が破棄される可能性がありました。それが今回、応答が破棄される代わりに、その応答がビジネス・プロセスのキューに戻されるようになりました。

存在しない値に対する XML VDoc の処理の変更点

以前のリリースでは、ソースのプロパティが存在しない場合、変換によってターゲットに空の文字列値が挿入される可能性がありました。しかし、今回のリリースでは、空の文字列は挿入されず、ターゲットの値は存在しないままになります。変換でターゲットの存在しない値を使用する場合は、明示的にターゲット・プロパティを空の文字列に設定できます。

繰り返しの親要素に含まれる XML VDoc 子要素の変更点

以前のリリースでは、XSD スキーマで繰り返しの子を含む繰り返しの親が定義され、XML ドキュメントに 1 つの子要素しかない場合、VDoc でその子を繰り返しの親のメンバとして定義できました。これにより、最初の子要素以外の子要素にアクセスできなくなります。今回のリリースでは、XML VDoc で繰り返し要素が正しく解析されます。以前の構造を明示的に処理するコードを記述している場合は、修正された構造を処理するようにコードを変更する必要があります。

Ensemble Java ゲートウェイが既定で JDK 1.8 になる

Ensemble Java ゲートウェイは、以前のリリースでは既定で JDK 1.7 でしたが、今回のリリースでは既定で JDK 1.8 になります。JDK 1.7 を引き続き使用する必要がある場合は、Java ゲートウェイ設定でそのバージョンを指定してください。

Ensemble DotNet および Java ゲートウェイは検証済みの接続をサポートする

このリリースでは、Ensemble Java および DotNet ゲートウェイを起動でき、パスフレーズを必要とします。ゲートウェイのアドレス指定およびゲートウェイを起動して別のシステムで使用する際の操作も変更されました。詳細は、2017.1 の "Caché 最新アップグレード・チェックリスト" の “Java とゲートウェイの変更” を参照してください。

検索テーブルが縦棒に対応

以前のリリースの Ensemble では、2 本の縦棒と 1 本の縦棒の両方共 Ensemble の内部処理に影響したため、検索テーブルでインデックス付けされるあらゆる値で縦棒 (|) は許可されませんでした。

このリリースではこの制約がなくなり、データをインデックス付けするときにあらゆる縦棒がプラス記号に置き換えられます。あらゆる検索テーブル・クラスをリコンパイルして、新しいデータを正しくインデックス付けできるようにします。これは、検索テーブルの既存の内容には影響しません。また、検索テーブルを使用する場合、縦棒ではなくプラス記号を検索します。例えば、my|string という文字列を含むメッセージを検索するには、my+string を検索します。

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