セットアップ・タスク
プロダクションで SAP コンポーネントを使用するには、いくつかのセットアップ・アクティビティを実行する必要があります。この章では、以下について説明します。
SAP にアクセスするには、ユーザ名とパスワードを入力する必要があります。つまり、SAP のユーザ名とパスワードを含む Ensemble 認証情報を作成する必要もあります。認証情報の作成方法は、"Ensemble プロダクションの構成" を参照してください。
Java ゲートウェイの設定
Java ゲートウェイの設定に関する情報は、"Java ゲートウェイの使用法" の “前提条件” を参照してください。
SAP JCo Jar ファイルのインストール
使用するオペレーティング・システムに応じて、SAP より SAP Java コネクタ 3.x を取得します。通常、これは、圧縮ファイルで提供されます。ファイルを解凍し、便利な場所にコンテンツを格納します。ディレクトリに、以下の項目が含まれている必要があります。
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examples サブディレクトリ
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javadoc サブディレクトリ
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Readme.txt ファイル
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sapjco3.dll ファイル
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sapjco3.jar ファイル
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sapjcomanifest.mf ファイル
SAP JCo のプロキシ・クラスの生成
SAP JCo と通信するには、Ensemble ネームスペースに SAP JCo を表すプロキシ・クラスが含まれている必要があります。これらのクラスを生成するには、以下の操作を行います。
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Java ゲートウェイの起動
そのための最も簡単な方法は以下のとおりです。
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ビジネス・ホスト (EnsLib.JavaGateway.ServiceOpens in a new tab) を 1 つだけ含む簡易プロダクションを作成します。(例については、ENSDEMO 内の Demo.SAP.Production.Bootstrap を参照してください。)
Java ゲートウェイ を見つけることができるように、このビジネス・ホストの設定を構成します。詳細は、"Java ゲートウェイの使用法" の “プロダクションでの Java ゲートウェイの使用” を参照してください。
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プロダクションを起動し、プロダクションが Java ゲートウェイを起動します。
Java ゲートウェイを起動する別の方法については、"Java ゲートウェイの使用法" を参照してください。
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ターミナルで、Ensemble ネームスペースに移動し、以下のように、EnsLib.SAP.BootStrapOpens in a new tab の ImportSAP() メソッドを使用します。
do ##class(EnsLib.SAP.BootStrap).ImportSAP(pFullPathToSAPJarFile,pPort,pAddress)
説明 :
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pFullPathToSAPJarFile は、SAP Jar ファイルへの完全パスです。
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pPort は、Java ゲートウェイ で使用されるポートです。
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pAddress は、Java ゲートウェイ で使用される IP アドレスです。
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SAP 接続のテスト
SAP 接続をテストするには、ターミナル (またはコード) で以下を実行します。
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EnsLib.SAP.UtilsOpens in a new tab のインスタンスを作成します。
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そのインスタンスの以下のプロパティを設定します。これらは、別途指定のない限り、文字列プロパティです。
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SAPClient — SAP クライアント (例: 000)。
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SAPUser — SAP サーバにアクセスしたユーザ名
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SAPPassword — ユーザのパスワード
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SAPLanguage
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SAPHost — SAP サーバのホスト名または IP アドレス
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SAPSystemNumber — SAP SystemNumber (例: 00)。
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JavaGatewayAddress — Java ゲートウェイで使用される JVM が配置されている IP アドレスまたはマシン名
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JavaGatewayPort — Java ゲートウェイで使用されるポート。
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SAPTransactionAutoCommit — BAPI/RFC-call が正常終了した後に、BAPI "BAPI_TRANSACTION_COMMIT" を実行するかどうかを指定します。このプロパティは、%BooleanOpens in a new tab です。
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インスタンスの PingSAP() メソッドを呼び出します。このメソッドは、SAP に接続し、STFC_CONNECTION 関数の動的呼び出しを実行します。%StatusOpens in a new tab を返します。
メッセージ・クラスの生成
Ensemble にはサンプルのCSP ページが用意されていて、これによって SAP 関数に対する要求を伝送するメッセージ・クラスを生成できます。これらは、ENSDEMO ネームスペースで利用できます。これらのページを使用するには、以下を実行します。
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/csp/ensdemo/sap/Index.csp ページを使用し、現在接続されている SAP システム上のすべての BAPI と RFC を検索します。
完全な名前または名前の一部でも検索できます。
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BAPI または RFC をクリックします。
ページにリンクが表示されるようになります。
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このリンクをクリックします。
クリックした BAPI または RFC に関する詳細が新しいページに表示されます。
クリックした BAPI または RFC に対するメッセージ生成のためのリンクが表示されます。
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リンクをクリックして、メッセージを生成します。