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This is documentation for Caché & Ensemble. See the InterSystems IRIS version of this content.Opens in a new tab

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構成手順

この章では、XML 仮想ドキュメントをプロダクションで使用するのに必要な構成手順について説明します。以下のトピックについて説明します。

ここで説明されていない設定の詳細は、“設定の参照先” を参照してください。

後の章では、プロダクションで使用する項目であるデータ変換ルール・セット検索テーブルを作成する方法について説明します。

Ensemble への XML スキーマのロード

XML 仮想ドキュメントの場合は、Ensemble に該当する XML スキーマをロードすると便利ですが、必須ではありません。Ensemble でスキーマが使用できると、Ensemble によるドキュメントの検証が可能になると共に、(DOM スタイル・パスだけでなく) スキーマ依存仮想プロパティ・パスも使用できるようになります。また、ドキュメント構造に関して、DTL エディタおよびビジネス・ルール・エディタの補助が得られます。

XML スキーマを Ensemble にロードするには、“利用可能なツール” の章の説明に従って、[XML スキーマ構造] ページを使用します。

受信 XML を仮想ドキュメントとして処理するためのビジネス・サービスの追加

受信 XML ドキュメントを Ensemble 仮想ドキュメントとして処理するためにビジネス・サービスを追加するには、以下の操作を行います。

  1. プロダクションに対して、EnsLib.EDI.XML.Service.FileServiceOpens in a new tab または EnsLib.EDI.XML.Service.FTPServiceOpens in a new tab クラスに基づくビジネス・サービスを追加します。

  2. このビジネス・サービスによる受信 XML ドキュメントの検索先を指定します。

    例えば、EnsLib.EDI.XML.Service.FileServiceOpens in a new tab に対して [ファイルパス] 設定を指定します。これは、ビジネス・サービスが新しいファイルをチェックするディレクトリです。

  3. 必要に応じて、他の設定も指定します。具体的には、以下の設定を指定できます。

    • [Docスキーマカテゴリ]。受信ドキュメントに適用する XML スキーマを指定します。事前にロードした XML スキーマを選択してください。

      メッセージを検証したい場合は、スキーマを選択する必要があります。スキーマは、検索テーブルを定義する場合にも使用できます。

    • [文字セット]。受信データの文字セットを指定します。Ensemble は、自動的にこの文字エンコーディングから変換します。その他のオプションは、"Ensemble でのファイル・アダプタの使用法" の “設定の参照先” で “文字セット” を参照してください。

    • [テーブルクラス検索]。“XML 仮想ドキュメントの検索テーブルの定義” の章を参照してください。

      この検索テーブル・クラスが、そのビジネス・ホストで受信するメッセージの種類と合致するようにしてください。例えば、ルート要素が <Transaction> のメッセージをビジネス・ホストで受信する場合は、<Employee> 要素内でプロパティを使用した検索テーブル・クラスを使用するのは適切ではありません。

  4. XML ドキュメントの送信先を指定します。そのためには、[ターゲット構成名] 設定で値のカンマ区切りリストを指定します。各値には、ビジネス・プロセスまたはビジネス・オペレーションの名前を指定してください。

XML 仮想ドキュメントを処理するためのビジネス・プロセスの追加

XML 仮想ドキュメントを処理するためにビジネス・プロセスを追加するには、以下の操作を行います。

  1. プロダクションに対して、EnsLib.MsgRouter.VDocRoutingEngineOpens in a new tab クラスに基づくビジネス・プロセスを追加します。

  2. このビジネス・プロセスの場合は、[ビジネスルール名] 設定を指定します。XML 仮想ドキュメントに処理を行う適切なビジネス・ルール・セットを選択します。

    これらの定義に関する詳細は、“XML 仮想ドキュメントのルール・セットの定義” の章を参照してください。

  3. 必要に応じて、他の設定も指定します。

  4. XML 仮想ドキュメントをこのビジネス・プロセスに送信するために、以下のように同じプロダクション内の該当する 1 つまたは複数のビジネス・ホストを構成します。

    • ビジネス・サービスの場合は、このビジネス・プロセスの名前を含めるように [ターゲット構成名] 設定を編集します。

    • ビジネス・プロセスの場合は、メッセージをこのビジネス・プロセスにルーティングする [ビジネスルール名] を指定します。

XML 仮想ドキュメントを処理するためのビジネス・オペレーションの追加

XML 仮想ドキュメントを Ensemble プロダクションの外部宛てに送信するためにビジネス・オペレーションを追加するには、以下の操作を行います。

  1. プロダクションに対して、EnsLib.EDI.XML.Operation.FileOperationOpens in a new tab または EnsLib.EDI.XML.Operation.FTPOperationOpens in a new tab クラスに基づくビジネス・オペレーションを追加します。

  2. 必要に応じて、このビジネス・オペレーションの設定を指定します。

    例えば、EnsLib.EDI.XML.Operation.FileOperationOpens in a new tab に対して [ファイルパス] 設定を指定します。これは、ビジネス・オペレーションがファイルを書き込むディレクトリです。このデイレクトリは、存在するアクセス可能なディレクトリでなければなりません。

  3. 必要に応じて、[テーブルクラス検索] 設定を指定します。“XML 仮想ドキュメントの検索テーブルの定義” の章を参照してください。

    この検索テーブル・クラスが、そのビジネス・ホストで受信するメッセージの種類と合致するようにしてください。例えば、ルート要素が <Transaction> のメッセージをビジネス・ホストで受信する場合は、<Employee> 要素を参照した検索テーブル・クラスを使用するのは適切ではありません。

  4. XML 仮想ドキュメントをこのビジネス・オペレーションに送信するために、以下のように同じプロダクション内の該当する 1 つまたは複数のビジネス・ホストを構成します。

    • ビジネス・サービスの場合は、このビジネス・オペレーションの名前を含めるように [ターゲット構成名] 設定を編集します。

    • ビジネス・プロセスの場合は、メッセージをこのビジネス・オペレーションにルーティングする [ビジネスルール名] を指定します。

不正なメッセージを処理するためのビジネス・オペレーションを追加することもできます (背景については、"Ensemble 仮想ドキュメント" の “仮想ドキュメント用のビジネス・プロセス” を参照してください)。

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