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Basic の概要

Caché Basic は Web ベースのデータベース・アプリケーションを迅速に開発するために設計された、強力なオブジェクト指向のスクリプト言語で、簡単に学習することができます。Visual Basic に精通している開発者は特に、Caché Basic を使用したアプリケーションを容易に開発することができます。

Caché Basic は、シームレスに Caché オブジェクトと統合され、オブジェクトからデータへのアクセス、データへのリレーショナルなアクセス、およびデータへの多次元アクセスをサポートします。

Caché Basic には、Caché の他のスクリプト言語である ObjectScript との完全な互換性および相互運用性があります。ObjectScript コードのように、Basic コードは、高度に最適化された仮想マシンによって実行されるオブジェクト・コードにコンパイルされます。

Caché Basic の定義は VBScript を基にし、Caché のデータベース層との通信に必要な言語要素によって拡張されています。以下のテーブルは、VBScript と Caché Basic の主な違いを示しています。

VBScript と Caché Basic の比較
機能 VBScript Caché Basic
Basic 構文 あり あり
オブジェクトのサポート あり あり
多次元配列 なし あり
追加の文字列演算 なし あり
ユーザ・インタフェース・コンポーネント あり なし
移植性 なし あり

VBScript と Caché Basic を比較する際に注意すべきことは、それぞれ異なるタスクを目的に設計されているという点です。VBScript は、ブラウザなどのクライアント・ベース・アプリケーションでの使用を目的とした、ユーザ・インタフェースの自動化言語です。Caché Basic は、Web ベースのデータベース・アプリケーション向けに移植性のあるビジネス・ロジックを効率的に実行することを目的とした、サーバ・ベースの言語です。

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