機能トラッカによる使用量統計の収集

統計を収集する理由

この統計は、特定の Caché インスタンスにソフトウェア・モジュールが存在し、使用されているかどうかを追跡します。機能トラッカは、毎週この情報を https 経由で InterSystems に送信します。これらの統計データは、開発およびサポート計画の参考にされます。収集される情報にはアプリケーション・データは一切含まれていません。

ログの場所

Caché はデータ送信を正常に完了すると、マネージャ・ディレクトリ内の FeatureTracker.log ファイルを更新します (<installdir>\mgr)。このファイルには、送信されたデータの JSON 形式のコピーが含まれています。各エントリの形式は、以下のとおりです。

"FT.<feature>":<value>,

Cache は、データを送信できない場合、送信を数回試行します。それでも送信できない場合、Cache は試行を停止し、次の定期予定時間に再試行します。

Cache は、試行の成功および失敗のいずれの場合もコンソール・ログ・ファイル (cconsole.log) を更新します。送信成功を示すエントリの形式は、以下のとおりです。

mm/dd/yy-hh:mm:ss 0 %SYS.Task.FeatureTracker transferred data to ats.intersystems.com

送信失敗を示すエントリの形式は、以下のとおりです。

mm/dd/yy-hh:mm:ss 1 %SYS.Task.FeatureTracker failed to transfer data

送信されたデータには、エンコード済みライセンス・キーとホスト名、およびインスタンス GUID が含まれています。

収集される統計データ

以下のソフトウェア統計が収集されます。

機能トラッカは以下のソフトウェア機能が有効化されているかどうかをログに記録します。

• BitTrakCare

• BI ユーザ (ランタイム) および BI 開発

• C-タイプ・ライセンス

• DeepSeeRun、DeepSeeAnalyze、DeepSeeModel、DeepSee ビジュアル・レポーティング データ定義、DeepSee ビジュアル・レポーティング実行、DeepSee ビジュアル・レポーティング形式定義

• Ensemble

• ExtremeNoUserLimit

• Healthshare、Healthshare Foundation

• iKnow

• IPNeutral

• Shadow Addon

• Web ライセンス

機能トラッカは以下についてもログに記録します。

• Caché Basic：コンパイルおよび実行

• データベース (DB) 暗号化：有効化およびスナップショット時に利用可能なマウント済み暗号化データベースの数

• ミラーリング：このインスタンスがミラーのメンバかどうか、ミラーへの接続の有無、フェイルオーバー・メンバの数、非同期メンバの数とタイプ、各非同期メンバがメンバとなっているミラー・セットの数

• MultiValue (MV)：コマンド実行、コンパイル、コードの実行

• システム：承認、Caché バージョン、オペレーティング・システム、ホスト名、インスタンス名、インスタンス ID、注文 ID

機能トラッカを非アクティブ化する方法

機能トラッカは、既定で有効化されています。この機能を非アクティブ化すると、インターシステムズへのデータの送信が停止します。機能トラッカを非アクティブ化するには、以下に示すようにタスク・マネージャを使用します。

1. 管理ポータルで、[システム操作]→[タスクマネージャ]→[タスクスケジュール] を選択します。

2. 機能トラッカの行を見つけて、[機能トラッカ] を選択します。

3. タスク詳細のページが表示されたら、[一時停止] を選択します。

4. [タスク実行が一時停止された場合にタスクを再スケジュールしますか?] という質問に適切に回答します。

5. [このアクションをすぐに実行する] を選択して、タスクを停止します。

Caché をアップグレードしても、機能トラッカの状態は維持されます。アップグレード前にタスクがスケジュールされていた場合、そのタスクはスケジュールされたままになります。また、タスクが一時停止されていた場合、そのタスクは一時停止されたままになります。