カタログおよびテスト・ページについて
カタログおよびテスト・ページについて
Web サービス・クラスをコンパイルすると、クラス・コンパイラによって便利なカタログ・ページが作成されます。そのカタログ・ページを使用して、Web サービスを検証することができます。このカタログ・ページは簡易テストのページにリンクしています。
これらの CSP ページを表示するには、以下の操作を実行します。
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スタジオで、Web サービス・クラスを表示します。
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[ビュー]→[ブラウザで表示] をクリックします。
カタログ・ページがすぐに表示されます。URL は以下のような構造になっています。
base/csp/app/web_serv.cls
ここで、base は Web サーバのベース URL です (必要に応じてポートを含む)。/csp/app は Web サービスが格納されている Web アプリケーションの名前です。web_serv は Web サービスのクラス名です (通常、/csp/app は /csp/namespace です)。以下はその例です。
http://localhost:57772/csp/samples/MyApp.StockService.cls
これらのページへのアクセス
これらの CSP ページは、前の章で説明したように、Caché Web アプリケーションの一部になります。現在使用しているネームスペースに Web アプリケーションが存在しない場合は、これらのページにアクセスできません。また、既定ではこれらのページにはアクセスできません。これらのページにアクセスできるようにするには、ターミナルを開いて %SYS ネームスペースに移動し、次のコマンドを入力します。
set ^SYS("Security","CSP","AllowClass",webapplicationname,"%SOAP.WebServiceInfo")=1
set ^SYS("Security","CSP","AllowClass",webapplicationname,"%SOAP.WebServiceInvoke")=1
webapplicationname は、末尾にスラッシュを付けた Web アプリケーションの名前です。例えば、"/csp/mynamespace/" のようになります。これにより、既定で、/csp/samples Web アプリケーションにアクセスできます。
また、これらのページは、%Development リソースに対する USE 特権を持つユーザとしてログインした場合にのみ使用できます。
これらのページに関する注意事項
カタログ・ページには、クラス名、ネームスペース、サービス名、およびクラスと Web メソッドについてのコメントが表示されます。[サービス記述] リンクでは、WSDL が表示されます。詳細は、この章で後述する “WSDL の表示” のセクションを参照してください。次にページに Web メソッドがリンクと共に表示されます (適切な許可がある場合)。指定されたメソッドのリンクにテスト・ページが表示され、そこから限られた方法でメソッドをテストできます。
テスト・ページに関する注記
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SOAP 要求は表示できません。
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このテスト・ページは、SOAP 経路を完全にテストするわけではありません。つまり、この章の後述部分で説明される SOAP ログなどは作成されません。
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簡単なリテラル入力のみを受け付けるので、引数がオブジェクト、コレクション、またはデータセットとなっているメソッドの呼び出しには使用できません。
このドキュメントでは、このページについてこれ以上は説明しません。Web サービスをより完全にテストするには、このドキュメントで後述するとおり、Web クライアントを生成して使用します。