はじめに
このドキュメントの目的は、Caché システムのツールとユーティリティに関する情報を記載することです。ここで取り上げるツールとユーティリティは、専門的すぎて、一般的な読者には馴染みの薄いものです。以下に示す理由の 1 つ以上により、他のドキュメントには記載されていません。
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ごく少数のユーザのみが使用している。
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必須ではなく、使用されるのは通常一度だけ。
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高度なカスタマイズや拡張機能が可能で、Caché システムについて専門的な知識が必要である。
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レガシー・アプリケーションであるが、現在のシステム上で有用な場合がある。
以降のセクションでは、このドキュメントで記載されているツールの概要について詳細に説明します。
カスタマイズ
“Caché システムのカスタマイズ” の章では、標準の Caché インストールをカスタマイズして拡張するさまざまな方法を説明します。以下のツールについて説明します。
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各国言語サポートのシステム・クラス — 各国言語サポート (NLS) と呼ばれるローカライズのサポートについて説明します。これによってアプリケーションは、エンジニアリングの変更なしにさまざまな言語や地域に適応できます。
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Caché ^%ZSTART および ^%ZSTOP ルーチンの使用法 — カスタマイズされたシステム・ルーチンを作成する方法について説明します。そのルーチンは、システム・イベント検出時に自動的に呼び出されます。ルーチンを呼び出せるのは、Caché が起動または停止したとき、ユーザがログインまたはログアウトを実行したとき、JOB が開始または終了したとき、あるいは外部プログラムが CALLIN を開始または完了したときです。
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%ZLang による ObjectScript の拡張 — %ZLANG 言語拡張ライブラリを使用して、ObjectScript にカスタム機能を追加する方法について説明します。Caché のインストールに適したユーザ定義のコマンド、関数、およびシステム共通の特殊変数を宣言することができます。これらのカスタム拡張機能は、ObjectScript の標準機能とまったく同じように動作します。
システムのリモート管理
“Caché のリモート管理” の章では、ターミナルや外部プログラムから Caché を管理するためのルーチンとユーティリティについて説明します。以下のツールについて説明します。
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グローバルの高速コピーのための ^GBLOCKCOPY の使用法 — データベース間でグローバルのコピーを高速に行うルーチンについて説明します。このルーチンは、アップグレード中にデータベースの変換に使用できます。これはターミナルと対話形式で実行するか、バックグラウンドのジョブとして 1 つ以上のグローバルをコピーするバッチに構成されます。組み込みのモニタと、複数のグローバル・コピーの進行を記録するための複数のリポートが含まれます。システム障害が発生した場合、中断した箇所で再開できます。
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スイッチの使用法 — さまざまな目的に使用できる、インスタンス単位のフラグである Caché スイッチについて説明します。特に、バックアップの実行中やクラッシュしたシステムの回復中に、各種システム・プロセスを抑制する際に便利です。
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Windows クライアントからの Caché の制御 — 外部プログラムが Windows クライアントとして機能できるようにする DLL について説明します。Windows クライアントでは、Caché 構成を制御し、Caché プロセスを適切な設定で開始し、指定された構成名の Caché サービス名とディレクトリ・パスを検索し、Caché システムの状態を取得できます。
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文字ベースの管理ルーチン — 便利なターミナル・ルーチンを 2 つ説明します。^SHADOW では、別の Caché インスタンスのシャドウ・システムの定義と管理ができます。^LEGACYNETWORK では、COM ポートのリスト、追加、編集、および削除ができます。
移行と変換
“移行と変換ユーティリティ” の章では、Caché データベースを新しいシステムに移行する際に使用できる専用のツールと手法について説明します。以下のツールについて説明します。
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cvendian を使用したビッグ・エンディアン・システムとリトル・エンディアン・システム間の変換 — ビッグ・エンディアン・プラットフォームとリトル・エンディアン・プラットフォームの間で移行するために Caché データベースのバイト・オーダーを変換するユーティリティについて説明します。また、指定されたデータベースのバイト・オーダーに関して報告するためのオプションも提供しています。
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FileMan ファイルから Caché クラスへの変換 — FileMan (MUMPS アプリケーション用のメタデータ・ユーティリティ) で作成されたファイルを読み取り、それらをマップする Caché クラスを生成するウィザードについて説明します。
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CSP に変換される WebLink Developer タグ — WebLink Developer タグのセットについて説明します。このセットは、Weblink Developer から Caché Server Pages (CSP) にアプリケーションを移行する際に便利です。