Increment

自動的に変数の値をインクリメントし、新規の値を返します。

Synopsis

Increment(varname[,change])

引数

varname	インクリメント (またはデクリメント) する変数の名前。
change	オプション — インクリメントする値の幅を指定する数値。change に負の値を指定すると、デクリメントします。小数点以下の数値を持つ値も指定できます。0 (ゼロ) を指定した場合、インクリメントもデクリメントもされません。指定しない場合、varname は 1 でインクリメントされます。

概要

仮想マシンを使用することによって、変数はインクリメント中は確実にロックされ、インクリメントが終了した後解除されます。この関数のアトミック性により、この演算は特にネットワーク環境において有効です。

例

以下の例は、Increment 関数の使用法を示します。

^PersonRecords = 1000
NewPersId = Increment(^PersonRecords)
Println NewPersId 'prints 1001
NewPersId = Increment(^PersonRecords, 10)
Println NewPersId 'prints 1011

以下の例は、数値をデクリメントするための Increment 関数の使用法を示します。

countdown = 10
While countdown > 0
  Println countdown
  countdown = Increment(countdown,-1)
Wend
  Println "Blast off!"

以下の例は、小数値を使用して、円を 1/7 ずつ示す Increment 関数の使用法を示します。

angle = 0
sevenths = 51.428572
While angle < 360
  angle = Increment(angle,sevenths)
  Println angle," degrees"
Wend