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ListToString

リストから文字列を作成します。

Synopsis

ListToString(list[,delimiter])

パラメータ

list 有効なリストに評価する式。Caché list は、ListBuild、または ListFromString を使用して作成するか、List を使用して別のリストから抽出する必要があります。NULL 文字列 ("") も、有効なリストと見なされます。
delimiter オプション — 部分文字列の区切りに使用される区切り文字。delimiter は、引用符付きの文字列として指定します。delimiter を指定しない場合、既定はコンマ (,) 文字です。

説明

ListToString は Caché リストを受け取り、それを文字列に変換します。結果の文字列では、リスト内の要素は delimiter によって区切られます。

リストは、区切り文字列を使用しないエンコード形式でデータを表します。したがって、リストには可能な文字をすべて含めることができますが、ビット文字列データに最適です。ListToString は、このリストを区切られた要素を持つ 1 つの文字列に変換します。また、指定された文字 (または文字列) を区切り文字として設定します。これらの区切られた要素は、Piece 関数を使用して処理できます。

Note:

ここで指定する delimiter は、ソース・データに含まれる文字であってはいけません。Caché は、区切り文字の役割を果たす文字と、データ文字としての同じ文字を区別しません。

パラメータ

list

1 つ以上の要素を持つ Caché リスト。リストは、ListBuild または ListFromString を使用して作成されるか、または List を使用して別のリストから抽出されます。

delimiter

出力文字列内の部分文字列を区切るのに使用される文字 (または文字列)。(引用符で囲まれた) 数値または文字列リテラル、変数名、あるいは文字列として評価される式を指定できます。

通常、区切り文字には、文字列データ内で決して使用されることがなく、部分文字列を区切る文字としてのみ使用する特定の文字を設定します。区切り文字には、複数文字から成る文字列を指定することもできますが、それを構成する個々の文字は文字列データ内で使用できます。

delimiter を指定しない場合、既定の区切り文字はコンマ (,) です。NULL 文字列 ("") は区切り文字として指定可能ですが、この場合は、部分文字列が区切り文字なしで連結されます。引用符を区切り文字として指定するには、引用符を二重に指定するか ("""")、または Char(34) を使用します。

以下の例は、4 つの要素を持つリストを作成し、要素がコロン (:) 文字で区切られた文字列に変換します。

namelist=ListBuild("Deborah","Noah","Martha","Bowie")
PrintLn ListToString(namelist,":")

このコードは、結果として "Deborah:Noah:Martha:Bowie" を返します。

以下の例は、4 つの要素を持つリストを作成し、要素が *sp* 文字列で区切られた文字列に変換します。

namelist=ListBuild("Deborah","Noah","Martha","Bowie")
PrintLn ListToString(namelist,"*sp*")

このコードは、結果として "Deborah*sp*Noah*sp*Martha*sp*Bowie" を返します。

関連項目

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