DependsOn
使用法
他のクラスが実行可能になった後に、クラス・コンパイラがこのクラスをコンパイルするように指定するには、以下の構文を使用します。
Class MyApp.MyClass [ DependsOn = classlist ] { //class members }
classlist は以下のいずれかになります。
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クラス名。以下に例を示します。
[ DependsOn = MyApp.Class1 ]
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括弧で囲んだ、クラス名のコンマ区切りリスト。以下に例を示します。
[ DependsOn = (MyApp.Class1,MyApp.Class2,...) ]
詳細
このキーワードは、クラス・コンパイラが指定されたクラスを実行可能にした後にこのクラスをコンパイルするように指定します。
このキーワードは、このクラスのコンパイルがメソッド・ジェネレータ・ロジックで他のクラスを使用する場合に役立ちます。クラスに他のクラスを呼び出す初期値式が含まれている場合にも、このキーワードは役立ちます。
このキーワードは、コンパイルの順番にのみ影響を与えるものであり、実行時の振る舞いには影響を与えません。
DependsOn キーワードは、System キーワードの共通値を持つクラスのみに影響を与えます。
また、クラスに DependsOn=ClassA がある場合に CompileAfter=ClassA も指定すると冗長になります。"CompileAfter" キーワードを参照してください。
サブクラスへの影響
このキーワードは、すべてのスーパークラスから継承されます。サブクラスでキーワードの値が指定されている場合、その値は、サブクラスをコンパイルする前に実行可能にする必要がある追加のクラスを指定します。
既定値
既定では、このキーワードは指定されません。
関連項目
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System キーワード
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CompileAfter キーワード
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このドキュメントの “クラス定義”
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Caché オブジェクトの使用法 の “クラスの定義とコンパイル”
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Caché オブジェクトの使用法 の “コンパイラ・キーワードの概要”