RIGHT
文字列式の末尾 (最右端) の文字から、指定された数の文字を返す、スカラ文字列関数です。
Synopsis
{fn RIGHT(string-expression,count)}
引数
| string-expression | 列の名前、文字列リテラル、他のスカラ関数の結果などを表すことができる文字列式。基本となるデータ型は、任意の文字タイプ (CHAR や VARCHAR など) とすることができます。 |
| count | string-expression の末尾 (右端) から返す文字の数を指定する整数。 |
概要
RIGHT は、string-expression の末尾 (右端) から文字を count 文字数分返します。どちらかの引数に NULL 値を渡すと、RIGHT は NULL を返します。
RIGHT は、{ } 括弧構文による ODBC スカラ関数としてのみ使用できます。
例
以下の例は、Sample.Person テーブル内の各名前の右端から 2 文字を返します。
SELECT Name,{fn RIGHT(Name,2)}AS MiddleInitial
FROM Sample.Person以下の埋め込み SQL の例は、RIGHT による文字列自体よりも長い count の処理方法を示しています。
&sql(SELECT Name,{fn RIGHT(Name,40)}
INTO :a,:b
FROM Sample.Person)
IF SQLCODE'=0 {
WRITE !,"Error code ",SQLCODE }
ELSE {
WRITE !,a,"=original",!,b,"=RIGHT 40" }埋め込みは実行されません。
