事前定義のユーザ
既定では、Caché には、以下のユーザ・アカウントが含まれます。
ユーザ名 | 目的 |
---|---|
Admin |
管理アカウント。 |
CSPSystem |
Caché ログインを使用し、CSP を介して Caché に接続するときの CSP ゲートウェイのアカウント。 |
SuperUser |
すべてのシステム特権を持つアカウント。 |
UnknownUser | 非認証ユーザにより使用されるアカウント。 |
_PUBLIC |
すべてのユーザに割り当てられる特権のセット。 |
_SYSTEM |
SQL アクセスをサポートするアカウント。 |
さらに、通常のセキュリティまたはロック・ダウン・セキュリティによるインストールの際、システムは “特権ユーザ・アカウント” を作成します。Caché をインストールしているユーザは、インストール中にユーザ名とパスワードを入力します。
既定のパスワード :
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最小のセキュリティ : Caché が最小のセキュリティでインストールされている場合、_PUBLIC を除くすべての既定のユーザは、既定のパスワードとして “SYS” を使用します (_PUBLIC はパスワードを持たず、有効化されることはありません)。
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通常のセキュリティ : Caché が通常のセキュリティでインストールされている場合、_PUBLIC を除くすべての既定のユーザは、特権ユーザ・アカウントのパスワードを使用します (_PUBLIC はパスワードを持たず、有効化されることはありません)。
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ロック・ダウン・セキュリティ : Caché がロック・ダウン・セキュリティでインストールされている場合、_PUBLIC および _SYSTEM を除くすべての既定のユーザは、特権ユーザ・アカウントのパスワードを使用します (_PUBLIC および _SYSTEM は無効化されています)。
このような事前定義されたユーザに既定で与えられる特権、およびその他のプロパティは、Caché インストールのセキュリティ・レベル (最小、通常、またはロック・ダウン) によって異なります。ある程度の制約はありますが、これらのユーザの既定のプロパティは変更できます。また、ユーザ・アカウントを削除することもできます。
事前定義されたユーザ・アカウントの詳細は、"Caché セキュリティ管理ガイド" の "ユーザ" セクションにある "事前定義のユーザ・アカウント" を参照してください。