レイアウト・オブジェクトとの対話操作
この章では、Zen Mojo ページに現在表示されているレイアウト・オブジェクトと対話する方法について説明します。項目は以下のとおりです。
jQuery Mobile のヘルパー・プラグインおよび HTML5 のヘルパー・プラグインには、レイアウト・オブジェクトに関連付けられたメソッドも用意されています。これらのメソッドには $show() および $hide() が含まれます。可能であれば、将来のリリースのすべてのプラグインにこのようなメソッドが用意されます。詳細は、"Zen Mojo プラグインの使用法" の適切な章を参照してください。
この章のメソッド
この章のメソッドは各 documentView インスタンスのメソッドです。クライアント・メソッドからこれらのメソッドのいずれかを呼び出すには、次の 2 つの手順を使用します。
var mainView = zen('mainView');
mainView.methodname();
1 行目の zen('mainView') は、ID が mainView である documentView への参照です。2 行目では、その documentView に関連付けられたメソッドを呼び出します。
レイアウト・オブジェクトの値の取得または設定
以下の documentView のメソッドを使用して、レイアウト・オブジェクトの値を取得または設定します。
ClientMethod getControlValue(key, level) [ Language = javascript ]
ドキュメント・スタックの指定されたレベルの、指定されたキーを持つレイアウト・オブジェクトの値を返します。
ClientMethod setControlValue(key, value, level) [ Language = javascript ]
ドキュメント・スタックの指定されたレベルの、指定されたキーを持つレイアウト・オブジェクトの値を設定します。このメソッドでは、変更イベントを起動しません。
ClientMethod setItemValue(key, value, level) [ Language = javascript ]
ドキュメント・スタックの指定されたレベルの、指定されたキーを持つレイアウト・オブジェクトの値を設定します。このメソッドでは、変更イベントを起動しません。
レイアウト・オブジェクトの更新
単一のレイアウト・オブジェクトを更新するには、以下の documentView のメソッドを使用します。
ClientMethod refreshItem(key, level) [ Language = javascript ]
ドキュメント・スタックの指定されたレベルの、指定されたキーを持つレイアウト・オブジェクトの HTML を再度レンダリングします。
または、レイアウト・オブジェクトの $refresh() メソッドを呼び出します。
大半のレイアウト・オブジェクトは更新できますが、すべてではないことに注意してください。場合によっては、オブジェクトを更新するための実用的なシナリオがないため、これらのメソッドを単に無視するオブジェクトもいくつか存在します。プラグイン・リファレンス・ドキュメントには、更新できるレイアウト・オブジェクトが記載されています。
レイアウト・オブジェクトへのアクセス
場合によっては、レイアウト・オブジェクトに直接アクセスする必要がある場合があります。そのためには、以下の documentView のメソッドを使用します。
ClientMethod getItemByKey(key, level) [ Language = javascript ]
ドキュメント・スタックの指定されたレベルの、指定されたキーを持つレイアウト・キーを返します。
このメソッドはメソッドを提供するレイアウト・オブジェクトに役立ちます。JQuery Mobile ヘルパー・プラグインおよび HTML5 ヘルパー・プラグインにはこのようなメソッドが用意されています。これらのメソッドには、$show() および $hide() が含まれます。可能であれば、将来のリリースのすべてのプラグインにこのようなメソッドが用意されます。詳細は、"Zen Mojo プラグインの使用法" の適切な章を参照してください。