Dumpstyle
Synopsis
[Debug] dumpstyle=n
n は、0 から 4 の範囲の整数です。既定値は 3 です。
説明
InterSystems IRIS® Data Platform によりコア・ダンプが実行される際、このオプションを使用してダンプのスタイルを設定できます。以下は、値とその意味です。
Unix® では、すべてのダンプ・スタイルでコア・ファイルが生成されます。終了前にプロセス自体により、クリーンアップが可能な限り実行されます。
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0
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Windows では、これは pid.dmp ファイルです。
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1
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Windows では、これは irisfpid.dmp という名前の Windows minidump ファイル (type = MiniDumpWithFullMemory) であり、このファイルは WinDbg (Microsoft が提供するデバッガ) で読み取り可能です。これは最も包括的なダンプ・オプションですが、このオプションでは、非常に大きなダンプ・ファイルが作成されることがあります。
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2
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Windows では、これはプロセスが最小限のクリーンアップ (deqallresources と GRETRELEASE) を実行した後、例外を再送信する、古いスタイルの例外処理です。この目的は、デバッガで例外を検出し、分析のためにできる限りの情報を残すことです。
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Unix® では、これは、コア・ファイルに共有メモリ領域が含まれないように、中止の前に共有メモリのアタッチを解除します。
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3
Windows では、これは、irisipid.dmp という名前の Windows minidump ファイル (type = MiniDumpWithDataSegs | MiniDumpWithPrivateReadWriteMemory | MiniDumpWithIndirectlyReferencedMemory) であり、このファイルは WinDbg で読み取り可能です。このオプションでは、かなり大きいながらも有用なダンプ・ファイルが作成されます。dumpstyle が指定されていない場合は、これが Windows 上の新しい既定値です。
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4
Windows では、これは irismpid.dmp という名前の Windows minidump ファイル (type = MiniDumpNormal) であり、このファイルは WinDbg で読み取り可能です。このオプションでは、最低限の情報が含まれた小さいダンプ・ファイルが作成されます。
アクティブな値は、$system.Config.ModifyDumpStyle(NewValue) を使用して変更できます。これにより、すべての新規 InterSystems IRIS プロセスの値が変更されます。iris.cpf 内の値は変更されません。
このパラメータの変更
CPF をテキスト・エディタで編集することで (このドキュメントの “構成パラメータ・ファイルの概要” の章にある "アクティブな CPF の編集" のセクションを参照)、Dumpstyle を変更できます。CPF にまだ [Debug] セクションが含まれていない場合は、自分で追加する必要があります。以下に例を示します。
[ConfigFile]
...
[Debug] // Add the debug section if necesary
dumpstyle=2 // then, specify a value for dumpstyle.
[Databases]
...