Caché 配列
他の多くの言語と同様、Caché Basic は添え字を使用した多次元配列を備えています。ただし、Caché Basic の配列は通常の配列と異なり、より強力な機能を備えています。添え字なしの変数と同様に、サイズやディメンジョンにかかわらず配列を宣言する必要はありません。配列はスパース構造 (一部の要素がない) であるため、要素にデータが定義されていない場合、スペースは割り当てません。例えば、配列を使用して、チェッカーと呼ばれるゲームでの区画の位置を追跡するとします。チェッカー・ボードには 8 x 8 のマスがあります。他言語では、チェッカーが 24 のポジションしか占めていない場合でも、配列 Board(8,8) には 64 のメモリ位置が必要です。
a(3, 7) = 4 + 2
println a(3, 7)
他言語と同様、リストやテーブル形式で配列を配置します。ここでは単純な 3 x 3 の配列 A を表示しています。Caché Basic の持つ強力な配列機能を理解するには、配列のツリー構造を学習する必要があります。次ページでは、配列構造を動画で示しています。また、他の配列機能も学習します。