Caché への接続
アプリケーションでオブジェクト・インタフェースとリレーショナル・インタフェースのどちらを使用する場合でも、最初は Caché に接続する必要があります。接続するには、アプリケーションで CacheConnection オブジェクトを作成し、それに接続文字列を指定する必要があります。接続を開くには、アプリケーションで CacheConnection Open メソッドを呼び出します。
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接続文字列を作成します。一般的な接続文字列は、次のようになります。
string connectionString = "Server = localhost; Port=1972;" + "Log File = c:\\Phonebook.log; Namespace = USER;" + "Password = SYS; USER ID = _SYSTEM";
ただし、ログ・ファイルは、アプリケーションから書き込めるディレクトリに配置する必要があります。
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この接続文字列を使用して、CacheConnection オブジェクトを初期化し、Open を使用して接続を開きます。
CacheConnection cnCache = new CacheConnection(connectionString); cnCache.Open();
また、ConnectDlg メソッドを使用して、実行時にユーザから接続文字列を取得することもできます。このメソッドでは、標準の Caché 接続ダイアログ・ボックスが表示されます。ユーザは、実行時に表示されたダイアログ・ボックスに接続文字列情報を入力します。
string connectionString = CacheConnection.ConnectDlg();
CacheConnection cnCache = new CacheConnection(connectionString);
cnCache.Open();
接続文字列の一般的な形式は、次のとおりです。“Server = <server>; Port=<port>; Log File = <log>; Namespace = <namespace>; Password = <pwd>; User ID = <user>”