CacheDatabase を使用した接続
com.intersys.objects.CacheDatabase を使用して接続を構築することもできます。getDatabase メソッドは、com.intersys.objects.Database オブジェクトを返します。このクラスは、java.sql.Connection に相応します。その createStatement メソッドが返す java.sql.Statement オブジェクトを使用すると、データベースのクエリと更新を実行できます。また、Database には、トランザクションを管理するメソッドも含まれています。
以下のメソッドは、Database オブジェクトを生成して返します。
public class JDBCExamples {
public static Database getDatabase() throws CacheException{
String url="jdbc:Cache://localhost:1972/USER";
String username="_SYSTEM";
String pwd="SYS";
Database db =
CacheDatabase.getDatabase(url, username, pwd);
return db;
}
}
getDatabase に渡されるデータベース URL は、Caché に接続する際に、標準の JDBC 方法を使用して DriverManager に渡される URL と同じです。
一般に、Caché に接続するための接続文字列は、jdbc:Cache://<server>:<port>/<namespace> という形式を取ります。<server> は Caché をホストするサーバの IP アドレス、<port> は Caché インスタンスのスーパーサーバのポート番号、<namespace> は Caché クラスおよびデータを含む Caché ネームスペースです。管理ポータルの左上隅にある [概要] リンクをクリックすると、Caché インスタンスのスーパーサーバのポート番号を確認できます。既定値は 1972 です。
CacheDatabase と Database の詳細は、<cachesys>\dev\java\doc に保存されている API ドキュメントを参照してください。標準の Windows 環境では、<cachesys> は C:\InterSystems\Cache になります。標準の UNIX® または Linux の環境では、/usr/cachesys になります。