例 2 ： Zen

この例では、Zen アプリケーションを使用して、非認証、パスワード、およびカスケード認証を試してみます。ただし、Zen 以外の CSP アプリケーションで使用される認証メカニズムの設定手順も、この例で示す手順と同じです。

まず最初に、Zen のサンプル・アプリケーションを Caché にロードする必要があります。ロード先には USER ネームスペースを指定してください。手順については、下記のメモを参照してください。このアプリケーションは 4 つのクラスから構成されます。

1. SecurityTutorial.Application — Zen アプリケーション定義。

2. SecurityTutorial.HomePage — セキュリティを提供する対象である Zen ページ。

3. SecurityTutorial.LogIn — アプリケーションのカスタム・ログイン・ページ。

4. SecurityTutorial.CreateDelegatedUsers — Caché の “代行ユーザ” を作成するための Zen ページ。このページは、チュートリアルで後述する例で使用します。

非認証アクセスを使用するように、アプリケーションを構成します。

1. ポータルの [ウェブ・アプリケーション] ページ ([ホーム]→[システム管理]→[セキュリティ]→[ウェブ・アプリケーション] をクリック) を開きます。

2. /csp/user アプリケーションに対して [編集] をクリックします。

3. [許可された認証方法] で、[認証なし] をクリックします。他の認証メカニズムが選択されていないことを確認します。[保存] をクリックします。

   

次に、Web ブラウザで SecurityTutorial.HomePage を開きます。

1. スタジオで SecurityTutorial.HomePage を開きます。

2. 開いているブラウザをすべて閉じて、いずれのセキュリティ情報もキャッシュされないようにします。スタジオのメニュー・バーで、[表示]→[ウェブページ] をクリックします。

3. 既定の Web ブラウザでこのページを開きます。

   

   認証メカニズムに非認証を選択したため、このページには UnknownUser アカウントでアクセスします。