Caché JDBC 入門
Caché は、高性能なタイプ 4 の JDBC データベース・ドライバを提供します。Caché JDBC ドライバは、JDBC 4.1 API に完全に準拠しています。また、必要なインタフェースをすべてサポートし、JDBC 4.1 のすべてのガイドラインおよび要件に従っています。
このリリース用のオンライン・ドキュメント "インターシステムズでサポートされるプラットフォームOpens in a new tab" には、すべての Java ベース・バインディング・アプリケーションの現在の要件が明記されています。
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サポートされている Java リリースは、“サポート対象 Java テクノロジ” を参照してください。
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サポートされている JDBC クライアント・プラットフォームは、“サポート対象クライアント・プラットフォーム” を参照してください。
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使用中のクライアント・アプリケーションと Caché サーバが同じバージョンの Caché 上で動作していない場合、バージョン間の互換性の詳細は、“サポート対象バージョン間の相互運用性” を参照してください。
リレーショナル・モデルを使用して Caché データにアクセスするときに、Caché JDBC ドライバと SQL を使用できます。Java バインディング機能でも JDBC ドライバを使用します。リレーショナル・データベース・アクセスとオブジェクト指向データベース・アクセスを組み合わせて使用すると、アプリケーションに最大限の柔軟性を持たせることができます。
Caché JDBC ドライバは、cache-jdbc-2.0.0.jar に含まれています。このファイルの使用法の詳細は、“Caché Java クラス・パッケージ” を参照してください。
cache-jdbc-2.0.0.jar パッケージの JavaDoc クラス・ドキュメントは、<install-dir>\dev\java\doc にあります。
インストールと構成
Caché Java バインディングを使用するすべてのアプリケーションは、Caché サーバと Java クライアントの 2 つの部分で構成されています。Caché サーバは、データベース処理と Caché オブジェクト・メソッドの実行を管理します。Java クライアントは、(追加されたビジネス・ロジックやユーザ・インタフェースなど) すべての Java コードの実行を管理します。アプリケーションの実行時、Java クライアントは TCP/IP ソケットを経由して Caché サーバに接続し、通信します。実際の配置構成はアプリケーション開発者が決定します。Java クライアントと Caché サーバは同じ物理マシンに配置することも、別々のマシンに配置することもできます。Caché のコピーを必要とするのは、Caché サーバ・マシンのみです。
Java クライアント要件
Caché Java クライアントには、Java JDK のバージョン 1.7 以降が必要です。クライアント・アプリケーションでは、Caché のローカル・コピーを必要としません。
このリリース用のオンライン・ドキュメント "インターシステムズでサポートされるプラットフォームOpens in a new tab" には、すべての Java ベース・バインディング・アプリケーションの現在の要件が明記されています。
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サポートされている Java リリースは、“サポート対象 Java テクノロジ” を参照してください。
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サポートされている Java クライアント・プラットフォームは、“サポート対象クライアント・プラットフォーム:その他のプラットフォーム・サポート” を参照してください。
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使用中のクライアント・アプリケーションと Caché サーバが同じバージョンの Caché 上で動作していない場合、バージョン間の互換性の詳細は、“サポート対象バージョン間の相互運用性” を参照してください。
Java バインディングのコア・コンポーネントは、cache-jdbc-2.0.0.jar および cache-db-2.0.0.jar という名前のファイルです。これらのファイルには、Caché サーバと通信するための接続とキャッシングのメカニズム、JDBC 接続性、およびリフレクション・サポートを提供する Java クラスが含まれています。クライアント・アプリケーションでは Caché のローカル・コピーを必要としませんが、Java プロキシ・クラスのコンパイル時または使用時には、cache-jdbc-2.0.0.jar ファイルおよび cache-db-2.0.0.jar ファイルがアプリケーションのクラス・パス上に存在している必要があります。これらのファイルの詳細は、"Caché Java クラス・パッケージ" を参照してください。
Caché サーバ構成
Caché サーバで Java クライアントを使用するのに、特別な構成はほとんど必要ありません。Caché が提供する Java サンプル・プログラムは、Caché を既定でインストールすると、変更を加えなくても動作します。このセクションでは、Java に関連するサーバ設定とそれらの変更方法について説明します。
Java クライアントが Caché サーバに接続するには、ユーザ名およびパスワードに加えて、サーバ IP アドレス、TCP ポート番号、および Caché ネームスペースを指定した URL が必要です。
Java サンプル・プログラムは、以下の接続情報を使用します。
String url = "jdbc:Cache://127.0.0.1:1972/SAMPLES";
String user = "_SYSTEM";
String password = "SYS";
Java または JDBC のクライアント・アプリケーションを実行するには、インストール環境が以下の要件を満たしていることを確認してください。
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クライアントは、互換性のあるバージョンの Caché サーバを現在実行しているマシンにアクセスできる必要があります (このリリース用のオンライン・ドキュメント "インターシステムズでサポートされるプラットフォームOpens in a new tab" の “サポート対象バージョン間の相互運用性” を参照してください)。クライアントとサーバは同じマシン上で動作できます。
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クラス・パスに、クライアント・バージョンの Java JDK に対応する cache-jdbc-2.0.0.jar および cache-db-2.0.0.jar のバージョンが含まれている必要があります (“Caché Java クラス・パッケージ” を参照してください)。
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Caché サーバに接続するために、クライアント・アプリケーションに以下の情報が必要です。
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Caché スーパーサーバが動作しているマシンの IP アドレス。Java サンプル・プログラムは、ローカル・マシン上でサーバのアドレスを使用します (localhost または 127.0.0.1)。サンプル・プログラムから別のシステムに接続する場合は、接続文字列を変更して、リコンパイルする必要があります。
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Caché スーパーサーバが待ち受け状態にある TCP ポート番号。Java サンプル・プログラムは 1972 (既定) を使用します。サンプル・プログラムに別のポートを使用させる場合は、接続文字列を変更して、リコンパイルする必要があります。
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有効な SQL ユーザ名とパスワード。SQL ユーザ名とパスワードは、管理ポータルの システム管理, セキュリティ, ユーザ ページで管理できます。Java サンプル・プログラムは、管理者のユーザ名 "_SYSTEM" と既定のパスワード "SYS" または "sys" を使用します。通常、サーバのインストール後に既定のパスワードを変更します。サンプル・プログラムで異なるユーザ名とパスワードを使用する場合は、ユーザ名とパスワードを変更した後でリコンパイルする必要があります。
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クライアント・アプリケーションが使用するクラスとデータを含むサーバ・ネームスペース。Java サンプルは、Caché で事前にインストールされている SAMPLES ネームスペースに接続します。
Caché サーバへの接続の詳細は、"JDBC 接続の確立" を参照してください。
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Caché Java クラス・パッケージ
Caché Java クラス・パッケージを含むファイルは <install-dir>\Dev\java\lib\<java-release> にあります。<install-dir> はご使用の Caché インストール環境のルート・ディレクトリで、<java-release> は使用中の Java JDK に対応します。ご使用のシステムの <install-dir> の場所は、"Caché インストール・ガイド" の “Caché のインストール・ディレクトリ” を参照してください。サポート対象の Java リリースは、このリリース用のオンライン・ドキュメント "インターシステムズでサポートされるプラットフォームOpens in a new tab" の “サポート対象 Java テクノロジ” を参照してください。
Java クラス・パッケージは、以下のファイルに含まれています。
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cache-jdbc-2.0.0.jar — このリストのその他のファイルはすべてこのファイルに依存しています。このファイルは、JDBC バインディング・アプリケーション用に単独で使用することができます。
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cache-db-2.0.0.jar — ほとんどの Java バインディング・アプリケーションに必要です。
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cache-extreme-2.0.0.jar — Caché eXTreme バインディング・アプリケーションにのみ必要です ("Caché eXTreme での Java の使用法" を参照してください)。
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cache-gateway-2.0.0.jar — JDBC SQL ゲートウェイ・アプリケーションに必要です (“JDBC での Caché SQL ゲートウェイの使用法” を参照してください)。
これらのパッケージの最も完全な最新情報は、<install-dir>\dev\java\doc\ の JavaDoc を参照してください。