%CELL
ピボット・テーブルの別のセルの値を、位置別に返します。この関数は、インターシステムズによる MDX への拡張機能です。
返りタイプ
構文および詳細
%CELL(relative_column_position,relative_row_position)
以下は、この指定の説明です。
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relative_column_position は整数です。現在の列には 0、前の列 (左の列) には -1、次の列 (右の列) には 1 を使用します (以降同様)。
-
relative_row_position は整数です。現在の行には 0、前の行 (上の行) には -1、次の行 (下の行) には 1 を使用します (降同様)。
DeepSee では、指定したセルの値が返されるか、セルに値がない場合は null が返されます。
DeepSee は、クエリの残りの部分を解決してから %CELL を評価します。そのため、この関数は、別の関数で使用される式の中で使用することはできません。
例
以下の例は、指定された期間の降雨量データおよび累積降雨量データを表示します。
SELECT {MEASURES.[Rainfall Inches],%CELL(-1,0)+%CELL(0,-1)} ON 0, {dated.year.1960:1970} ON 1 FROM cityrainfall
Rainfall Inches Expression
1 1960 177.83 177.83
2 1961 173.42 351.25
3 1962 168.11 519.36
4 1963 188.30 707.66
5 1964 167.58 875.24
6 1965 175.23 1,050.47
7 1966 182.50 1,232.97
8 1967 154.44 1,387.41
9 1968 163.97 1,551.38
10 1969 184.84 1,736.22
11 1970 178.31 1,914.53
ここでの既定のラベルは Expression です。%LABEL を使用して、より適したラベルを指定できます。以下はその例です。
SELECT {MEASURES.[Rainfall Inches],%LABEL((%CELL(-1,0)+%CELL(0,-1)),"Cumulative Inches")} ON 0,
{dated.year.1960:1970} ON 1 FROM cityrainfall
Rainfall Inches Cumulative Inches
1 1960 177.83 177.83
2 1961 173.42 351.25
3 1962 168.11 519.36
4 1963 188.30 707.66
5 1964 167.58 875.24
6 1965 175.23 1,050.47
7 1966 182.50 1,232.97
8 1967 154.44 1,387.41
9 1968 163.97 1,551.38
10 1969 184.84 1,736.22
11 1970 178.31 1,914.53