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ZZPRINT

ルーチンからの 1 つ以上のソース・コード行を表示します。

Synopsis

ZZPRINT:pc "entry+offset^routine":before:after

引数

pc オプション — 後置条件式
entry オプションroutine 内のエントリ (ラベル) の名前。ZZPRINT を省略した場合、routine の最初 (行 0) から開始されます。
offset オプションentry から (指定する場合)、または routine の最初から (entry を省略する場合) オフセットする行数を指定する整数。offset にはプラス記号 (+) の接頭語が必要です。通常、offset は正の整数です。offset は負の数になる場合があります。例えば、"subsect+-3^mytest" は、subsect の 3 行前の行を表示します。offset を省略した場合、entry の最初から表示されます。
routine ソース・コード行を表示する起点となるルーチン。routine の名前は、常にキャレット (^) の接頭語が付きます。
before オプション — 表示する "entry+offset^routine" で指定された行の前の行数を指定する正の整数。"entry+offset^routine" 行は含まれません。
after オプション — 表示する "entry+offset^routine" で指定された行の後の行数を指定する正の整数。"entry+offset^routine" 行は含まれません。

説明

ZZPRINT コマンドは、指定された ObjectScript ルーチンからの 1 つ以上のソース・コード行を表示します。指定されたコード行、および指定されたソース・コード行の前後にある指定された行数を表示でき、コンテキスト内で確認できるようにします。entry 値は、表示の開始ポイントを指定します。ただし、ZZPRINT は、表示を指定された entry に制限しません。offsetbefore、および after で、それ以前またはそれ以降のエントリのソース・コード行を含めることができます。

表示される行には、すべてのラベル、コメント、およびスペースが含まれます (すべて空白の行は除きます)。空白行はコード内であっても複数行コメント内であっても、表示されることも、カウントされることもありません。このため、ZZPRINT では、以下の複数行コメントが 3 行ではなく、2 行で表示およびカウントされます。

   /* This comment includes

      a blank line */ 

ZZPRINT では、プリプロセッサ文がカウントされることも、表示されることもありません。

コマンドの区切り文字およびスペースの要件

区切り引用符 (" ") が必要です。開始引用符は、コマンド名または後置条件式のちょうど 1 スペース後に配置する必要があります。開始引用符の後、または終了引用符の前後には任意の数のスペースを配置できます。

routine 名にはキャレット (^) の接頭語を付ける必要があります。offset を指定する場合、キャレットの接頭語の前に任意の数のスペースを配置できます。offset を指定しない場合、entry 名と routine 名のキャレットの接頭語との間にスペースを配置することはできません。

offset を指定するにはプラス記号 (+) が必要です。プラス記号は entry 名の直後に付ける必要があります (指定する場合)。整数の直前以外のプラス記号は、0 のオフセットを表します。例えば、キャレット (^) の接頭語、スペース、または数値でない文字の直前のプラス記号は、すべて 0 のオフセットを表します。整数の直前のプラス記号は、正のオフセットを表します。負の整数の直前のプラス記号は、負のオフセットを表します。

before の行数を指定するにはコロン (:) 区切り文字が必要です。after の行数を指定するには、before 値を指定するかどうかに関係なく、コロン区切り文字を指定する必要があります。これらのコロン区切り文字の前後には、任意の数のスペースを配置できます。

引数

pc

オプションの後置条件式。Caché は、後置条件式が True (0 以外の数値に評価される) の場合にこのコマンドを実行します。Caché は、後置条件式が False (0 に評価される) の場合はコマンドを実行しません。詳細は、"Caché ObjectScript の使用法" の "コマンド後置条件式" を参照してください。

entry

routine 内のエントリの名前。エントリ名は、大文字と小文字を区別します。routine が指定 entry を含まない場合、システムは <NOLABEL> エラーを生成します。

offset

entry の最初から (指定する場合)、または routine の最初からオフセットする行数を指定する整数。offset を省略した場合、0 のオフセットと同じになります。entry からの 0 のオフセットは、エントリ・ラベル行自体 (行 1) になります。routine からの 0 のオフセットは、ルーチンの最初の前の (存在しない) 行 (行 0) になります。したがって、ルーチンの最初のコメント行を表示するには、1 のオフセットを指定する必要があります ("+1^mytest")。

オフセット数には、すべてのソース・コード行が含まれます (プリプロセッサ文およびすべて空白の行は除きます)。これらは、表示されることも、カウントされることもありません。指定された (または暗黙的な) entry ポイントからカウントする際、routine の使用可能な行を超えるオフセットは、NULL 文字列を返します。

routine

ソース・コード行を表示する起点となるルーチンの名前。ルーチン名は、大文字と小文字を区別します。指定されたルーチンが存在しない場合、システムは <NOROUTINE> エラーを生成します。

routine がこれを ZZPRINT できるようにするには、読み取り許可が必要です。この許可がない場合は、Cache は <PROTECT> エラーを生成します。

before

指定された行の前の表示行数を指定する正の整数。これにより、直前の行のコンテキストでソース・コード行を表示できます。これは、指定されたプログラム行から逆方向にカウントした行数です。before の数には、"entry+offset^routine" で指定されたプログラム行は含まれません。before の数が使用可能なコード行の数よりも大きい場合、ZZPRINT は、使用可能なコード行を表示します。エラーは発行されません。

after

指定された行の後の表示行数を指定する正の整数。これにより、直後の行のコンテキストでソース・コード行を表示できます。これは、指定されたプログラム行から順方向にカウントした行数です。after の数には、"entry+offset^routine" で指定されたプログラム行は含まれません。after の数が使用可能なコード行の数よりも大きい場合、ZZPRINT は、使用可能なコード行を表示します。エラーは発行されません。

after 値を指定する際、before 値は指定しても、省略してもかまいません。

  • 指定されたプログラム行、およびその行の後にある指定された行数を表示するには、after に対して正の整数を指定し、before に対して 0 の値を指定します。

  • 指定されたプログラム行の前にある routine のすべての行、およびその行の後にある指定された行数を表示するには、before 値を指定せずに after 値を指定します  (代替のコロンのみ指定します)。before を指定せずに after を指定した場合、ZZPRINT は、routine の最初から、after の行数で指定された、指定プログラム行の後の場所まで表示します。

  • 指定されたプログラム行の前後にある指定された行数を表示するには、before および after に対して正の整数を指定します。

関連項目

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