プロパティ定義
概要
プロパティには、クラスのインスタンスに関係する情報が含まれます。プロパティ定義はオブジェクト・クラスに追加できます。他のクラスでは意味がありません。
詳細
プロパティ定義の構造は以下のとおりです。
/// description Property name As classname (parameter_list) [ keyword_list ] ;
または (リスト・プロパティでは) 以下のとおりです。
/// description Property name As List Of classname (parameter_list) [ keyword_list ] ;
または (配列プロパティでは) 以下のとおりです。
/// description Property name As Array Of classname (parameter_list) [ keyword_list ] ;
または (リレーションシップ・プロパティでは) 以下のとおりです。
Relationship name As classname [ keyword_list ] ;
以下は、この指定の説明です。
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description (オプション) は、クラス・リファレンスでの表示を意図しています。description は既定ではブランクです。"Caché オブジェクトの使用法" の “クラス・ドキュメントの作成” を参照してください。
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name (必須) はプロパティの名前です。これは、有効なクラス・メンバ名で、かつ他のクラス・メンバ名と重複しないものである必要があります。
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classname (オプション) は、このプロパティが基づくクラスの名前です。
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parameter_list (オプション) は、パラメータとその値の、コンマ区切りのリストです。指定する場合、それらは classname が使用するパラメータ、またはすべてのプロパティが使用できるパラメータのいずれかにする必要があります。
このリストを省略する場合は、括弧も省略します。
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keyword_list (リレーションシップ・プロパティでは必須、その他のプロパティではオプション) は、さらにプロパティを定義するキーワードのコンマ区切りリストです。
“Property キーワード” のセクションを参照してください。
このリストを省略する場合は、角括弧も省略します。
例
/// Person's Social Security number.
Property SSN As %String(PATTERN = "3N1""-""2N1""-""4N") [ Required ];
関連項目
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Caché オブジェクトの使用法 の “リテラル・プロパティの定義と使用”
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Caché オブジェクトの使用法 の “コレクションを使用した作業”
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Caché オブジェクトの使用法 の “ストリームを使用した作業”
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Caché オブジェクトの使用法 の “オブジェクト値プロパティの定義と使用”
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Caché オブジェクトの使用法 の “リレーションシップの定義と使用”
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このドキュメントの “Property キーワード”
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Caché プログラミング入門ガイド の “一般的なシステム制限” の “クラスの制限”