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$MVFMTS

動的配列要素の MultiValue フォーマット関数。

Synopsis

$MVFMTS(dynarray,format)

引数

dynarray 表示するためにフォーマットされる MultiValue の動的配列
format dynarray 要素の表示形式を指定する、位置文字および数字コードで構成される引用符付きの文字列。

説明

$MVFMTS 関数は、format の指定に従ってフォーマットされた dynarray 値を各要素と共に返します。このフォーマットには、行端揃え、文字埋め込み、および数値要素値の丸めやゼロ・パディングを含めることができます。最も一般的な $MVFMTS の使用法は、小数の標準的な表示形式として使用することです。

format 文字列の形式は、以下のとおりです。

wfRn
w オプション — 正の整数で指定する、表示フィールド全体の幅。dynarray の各要素で一様の幅 (文字数) を指定するために使用されます。$MVFMT 関数で説明されているように、w が要素の長さより大きい、または小さい場合は別の操作が実行されます。
f オプション — 単一の文字として指定する埋め込み文字。埋め込み文字が数字、円記号 (\)、文字 “L”、“R”、または “T” のいずれかである場合は、文字列区切りの引用符で囲む必要があります。f を使用するには、w も指定する必要があります。w を指定しても f を指定しない場合は、既定でスペース文字が使用されます。
R オプション — 右揃えと左揃えのいずれかを指定する、文字 “R” または “L”。この文字コードでは、大文字と小文字は区別されません。文字コードを指定しない場合、$MVFMTS の既定では左揃えが使用されます
n オプション — 正の整数で指定する、小数点以下の桁数。n を指定する場合は、format の唯一のコードとして使用するか、この前に文字 “R” または “L” を指定する必要があります。n を指定しない場合、$MVFMTS の既定では、string の小数点以下の桁数が使用されます。

format には以下の 2 つの用途があります。

  • 標準形式の小数を返す。$MVFMTS を使用すると、小数を整数や指定の小数点以下の桁数に丸めることができます。指定された小数点以下の桁数が、要素値の小数点以下の桁数より大きい場合、$MVFMTS は残りの桁数にゼロを埋め込みます。

  • 標準形式の文字列を返す。$MVFMTS は、文字列を左揃えまたは右揃えにして、前または後ろに埋め込み文字を追加して、各要素の文字数を同じ文字数に揃えることができます。

format コードの詳細は、$MVFMT 関数を参照してください。

関連項目

  • $MVFMT 関数

  • MultiValue Basic FMTS 関数、"Caché MVBasic Reference" を参照

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