Set コマンド
変数と数式については、既に学習してきました。ObjectScript では、変数の宣言がありません。Set コマンドを使用して数式を評価し、変数に結果を割り当てます。変数には 32K 文字まで、もしくは長い文字列を有効にすれば、3.47M 文字まで格納できます。
SAMPLES>set x = 4 + 2
SAMPLES>write x
6
SAMPLES>
ObjectScript には 7 つの二項算術演算子があります。最初の 2 つは単項演算子としても機能します。
算術演算子
演算子 | 演算 | 例 (結果) |
---|---|---|
+ | 加算。単項演算子として式の先頭で使用された場合、式を数値として解釈します。 | set x = 4 + 2 (x=6) set z = "546-FRJ", y = +z (y=546) |
- | 減算。単項演算子として式の先頭で使用された場合、式を数値として解釈し、符号を反転します。 | set x = 4 - 2 (x=2) set z = "-5 degrees", y = -z (y=5) |
* | 乗算 | set x = 4 * 2 (x=8) |
/ | 除算 | set x = 5 / 2 (x=2.5) |
** | べき乗 | set x = 5 ** 2 (x=25) |
\ | 整数除算。第 1 オペランドを第 2 オペランドで除算し、剰余は切り捨て結果を整数で返します。 | set x = 5 \ 2 (x=2) |
# | モジュロ。第 1 オペランドを第 2 オペランドで除算し、整数の剰余を返します。 | set x = 5 # 2 (x=1) |