Contact Management アプリケーション
このチュートリアルには、Java コードをサンプルの Caché アプリケーションに接続する例と演習が含まれています。この Contact Management アプリケーションは、ユーザが連絡先とその電話番号のリストをデータベースに保持できるようにするアプリケーションです。リレーショナルの視点から見ると、これは 2 つの Caché テーブル、Contact と PhoneNumber で構成されています。
上の図は、テーブルの属性とそのストアド・プロシージャを示しています。また、この図では、2 つのテーブル間のリレーションシップも表しています。エンティティによって、親子リレーションシップが形成されます。各 PhoneNumber は、ただ 1 つの Contact だけに関連付けられます。各 Contact は、多数の PhoneNumbers に関連付けられることができます。
Contact は、以下の要素で構成されています。
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ID: Caché オブジェクト ID。Contact テーブルの主キーになります。
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ContactType: 連絡先のタイプ。この値には、“Business” と “Personal” だけを指定できます。
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Name: 連絡先の名前。この値には、任意の文字列を指定できます。
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RetrieveByContactType: ストアド・プロシージャ。引数として ContactType 値を受け取ります。一致するすべての Contact 行の Name 値を返します。
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ListOfContacts: ストアド・プロシージャ。すべての Contact 行の ID 値を検索します。
PhoneNumber は、以下の要素で構成されています。
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Contact: この列が外部キーになります。各 PhoneNumber 行に対して関連付けられている Contact 行の ID を含みます。
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ID: Caché オブジェクト ID。各インスタンスは一意の値を持ちます。スタジオ開発環境では、このプロパティはクラス定義に表示されません。
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PhoneNumberType: 電話番号のタイプ。この値には、“Business”、“Home”、“Mobile”、および “Fax” を指定できます。
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Number: 電話番号。この値には、任意の文字列を指定できます。
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RetrieveByContactName: 事前定義のクエリ。引数として Contact Name 値を受け取ります。Contact に関連付けられているすべての PhoneNumber 行の ID 値を返します。
演習を実行するには、Caché Contact Management アプリケーションをインストールする必要があります。このアプリケーションのインストール方法と、参考として提供されている Java ソース・ファイルの詳細は、ここをクリックしてください。