リレーションシップ・タイプ
Caché では、オブジェクト間のリレーションシップをサポートします。Contact Management アプリケーションの場合、Contact オブジェクトと PhoneNumber オブジェクトによって、親子リレーションシップが形成されます。Contact オブジェクトが親の役割を受け持ち、PhoneNumber オブジェクトが子の役割を受け持ちます。これは、次のことを意味します。
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各 Contact オブジェクトは、PhoneNumber オブジェクトをいくつでも含むことができる一方で、まったく含まなくてもかまいません。
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各 PhoneNumber オブジェクトは、1 つの Contact オブジェクトにのみ含まれていなければなりません。
Caché では、一対多のリレーションシップもサポートします。一対多のリレーションシップは親子リレーションシップと似ていますが、“多” 側を形成するタイプのオブジェクトが、“一” 側を形成するタイプのオブジェクトから独立して存在できる点が異なります。つまり、多側のタイプのオブジェクトが一側のオブジェクトに含まれている必要はありません。また、複数の一側のオブジェクトに同時に含まれることも可能です。
以下の図は、Contact と PhoneNumber の間の親子リレーションシップを表しています。