SELECT 文

クエリを実行し、その結果を返します。このセクションでは、基本的な構文について説明します。

構文および詳細

SELECT set_expression ON 0, set_expression ON 1 FROM cube_name

以下は、この指定の説明です。

ON 節は、オプションの軸指定です。その形式は以下のようになります。
```
set_expression ON axis_name_or_number
```
- set_expression は、セットに対して評価される式です。
- axis_name_or_number は COLUMNS (または同等の 0) あるいは ROWS (または同等の 1) です。
ON 節は指定しないことも、1 つまたは 2 つ指定することもできます。ON 節を 2 つ指定する場合は、それらを任意の順序で指定できます。
MDX の他の実装では、ROWS を指定した場合、COLUMNS も指定する必要があります。DeepSee MDX では、ROWS を指定して COLUMNS を指定しない場合、DeepSee が COLUMNS に対して ON 節を自動的に生成します。この節はカウント・メジャーを使用します。
cube_name は、使用するキューブの名前です。セット式は、そのキューブ内で意味を持つものにする必要があります。

ON 節を省略すると、MDX はキューブ内のレコード数を返します。複合キューブの場合は、その複合キューブに結合されたすべてのキューブの合計数が返されます。

結果の任意のセルについて、使用する値を決定するために、DeepSee は列に使用されるメンバおよび行のメンバ (使用される場合) の交差部分を検索します。

1 つのメンバがメジャーで、もう 1 つのメンバがメジャーでない場合、DeepSee は前者のメンバのそのメジャーの値を検索します。例えば、1 つのメンバが Ave Age メジャーで、もう 1 つのメンバが郵便番号 34577 である場合、対応するデータ・セルには、郵便番号が 34577 の患者の平均年齢が含まれます。
どちらのメンバもメジャーでない場合、DeepSee では既定のメジャー (通常、%COUNT) が使用されます。例えば、1 つのメンバが性別 F で、もう 1 つのメンバが郵便番号 34577 である場合、対応するデータ・セルには、郵便番号が 34577 の全女性患者数が含まれます。

例

以下の単純な例は、郵便番号別の患者数を表示します。

SELECT MEASURES.[%COUNT] ON 0, homed.zip.MEMBERS ON 1 FROM patients
                             Patient Count
1 32006                               2,272
2 32007                               1,111
3 34577                               3,399
4 36711                               1,069
5 38928                               2,149

以下の例では、patients2 キューブに Home Zip レベルは含まれていません。代わりに、このキューブには、cities という別のキューブを指す Home City というリレーションシップがあります。このクエリは、このリレーションシップを使用します。

SELECT MEASURES.[%COUNT] ON 0, city.cityd.city.members ON 1 FROM patients2
 
                             Patient Count
1 Cedar Falls                        1,097
2 Centerville                        1,136
3 Cypress                            1,124
4 Elm Heights                        1,089
5 Juniper                            1,133
6 Magnolia                           1,063
7 Pine                               1,124
8 Redwood                            1,083
9 Spruce                             1,151

SELECT 文

構文および詳細

例

関連項目