永続メソッドとプロパティ
Caché 永続クラスに対応する .NET プロキシ・クラスには、データベースの永続性に関連したいくつかのメソッドとプロパティがあります。これらのメソッドやプロパティを使用すると、新しいインスタンスの作成やインスタンスの削除のほか、ストレージ内の既存のインスタンスをメモリに移動したり、特定のインスタンスがメモリで開いていることを確認したりできます。次のテーブルは、これらのメソッドとプロパティの一部を示します。
メソッドまたはプロパティ |
説明 |
---|---|
Id |
Caché オブジェクトのオブジェクト ID を string 型で返します。ただし、オブジェクト ID を持つのは、Caché 永続オブジェクトのみです。 |
ExistsId |
bool? (NULL 対応) オブジェクトを返します。データベースに ID が存在する場合は、このオブジェクトの Value プロパティに true が格納されます。 |
OpenId |
Caché サーバで、指定したオブジェクト ID を持つ Caché オブジェクトを開き、.NET クライアントで、対応する .NET プロキシ・オブジェクトを開きます。 |
DeleteId |
Caché サーバから、指定したオブジェクト ID を持つ Caché インスタンスを 削除します。 |
Save |
Caché オブジェクトの状態をデータベースに保存します。Caché オブジェクトの状態は、その .NET プロキシの状態を自動的に反映します。オブジェクトを初めて保存すると、Caché により、オブジェクト ID が割り当てられます。このメソッドは、この処理の成功または失敗に関する情報を収めた CacheStatus オブジェクトを返します。 |
永続クラスなど、さまざまな種類の Caché クラスの詳細は、"Caché オブジェクトの使用法" の "クラスの定義とコンパイル" のセクションで "クラスの種類" を参照してください。