CSP 要素 : 式
CSP 式を使用すると、CSP ページに ObjectScript (または Caché Basic) の式を挿入できます。これらの式は、実行時 (#(expr)#) またはコンパイル時 (##(expr)##) に評価され、その結果がクライアントに返される HTML に追加されます。
MySamplePage.CSP ページの <body> と </body> のタグの間に、以下のようにテキストと CSP 要素を追加します。<body> と </body> の間にあるその他のコードはすべて削除できます。
<body>
<p>Runtime is: #($ztime($piece($h,",",2)))#</p>
<p>Compile-time is: ##($ztime($piece($h,",",2)))##</p>
</body>
評価時に、上記の式はいずれも “現在の” 時間を返します。ただし、ページ・ライフサイクルではこの 2 つの式が評価される段階が異なるため、結果として生成される時間に差異があります。最初の式 #(expr)# は、実行時の式です。これは、CSP ページの実行時に評価されます。2 つ目の式 ##(expr)## は、コンパイル時の式です。これは、ページ・クラスのコンパイル時に評価されます。実行はコンパイル後に行われるため、最初の式は 2 つ目の式よりも常に遅い時間を表示します。
まず、[ビルド]→[コンパイル] をクリックして、ページをコンパイルします。次に、[ビュー]→[ウェブページ] をクリックして、Web ブラウザで MySamplePage.CSP を表示します。 最初のタイムスタンプが 2 つ目よりも遅いことを確認します。